吹き付け塗装とは

吹き付け塗装って何?

 

吹き付け塗装とは

細かな石粒や砂を惹きつけたようなでこぼこのある住宅の外壁を目にしたことはないでしょうか。これは外壁塗装の一種で「吹き付け塗装」といいます。一戸建住宅が後述するモルタル外壁の多かった時代に流行した塗装方法で、外壁の主流がモルタルからサイディングに移るにつれて目にすることが少なくなってきていますが、規格品であるサイディングにはない趣を出せるために、今でも根強い人気があります。

 

吹き付け塗装のメリット

吹き付け塗装は塗料をスプレーガンなどで圧力をかけて外壁に吹き付けていく塗装方法です。

これには下記のようなメリットがあります。

 

  • サイディングは工場規格品であるに対し、オリジナリティのある外壁になる。
  • 塗装に厚みがあり重厚感がある。
  • コテで模様をつける工法よりも費用が安い。
  • 透湿性が高く内部結露を防止できる。

 

吹き付け塗装のデメリット

しかしながら、吹き付け塗装には下記のようなデメリットがあります。

 

  • でこぼこがあるために汚れやすい
  • ヒビが入りやすい
  • 塗料の中に砂を混ぜたリシン仕上げの場合は耐久性が低い

 

1980年代までは多かったモルタル

吹き付け塗装はモルタル外壁でよく使われた塗装方法です。モルタルについて名前を知っている人は多くても、実際にそれが何であるかは忘れられかけているので、あらためて説明します。

石灰石に水と砂を混ぜたものをモルタルといい、不燃性で有毒ガスを発生せず、簡単に破損せず、バリエーションが豊富という特徴を持ちます。関東大震災や戦災で多くの木造建築が倒壊炎上したことから、昭和25年に建築基準法の前身となる法律が定められ、外壁を防火仕様にすることが求められました。1980年代に全盛期を迎えるのですが、今ではサイディングに外壁の主流の座を譲っており、平成29年度には新築物件の4%程度で採用されるにとどまりました。

 

扱える業者は減少傾向

モルタルは何度も重ね塗りをして仕上げていきますので、モルタルを乾燥させる時間がかかり、工期が長くなるという欠点がありました。そのため、工場で作ったボードを外壁に貼り付けていくサイディングが、工期が短くなり誰でも一定の品質を出せるというので人気を博し、今では主流の工法になりました。

しかし逆にいうと、工場生産された規格品では味気ないということで、モルタル壁にも根強い人気がありますし、無塗装のサイディングボートに吹き付け塗装を施すという方法にも需要があります。

しかし、モルタル外壁や吹付塗装の絶対数が減ったため、それを扱える業者の数も減っています。

吹き付け塗装の外壁のメンテナンスには、それを扱うノウハウをもった業者を選ぶべきであると言えます。

 

 


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