サビ止め塗料について

サビ止め塗料の効果について

 

建物の金属部分には、経年によりサビが発生します。サビは、外観的にも、そして建物の耐久性的にも影響を及ぼしますので、

サビが発生してしまったら、適切な処置をとる必要があります。

この記事では、サビが発生するメカニズムをご説明したうえで、サビの発生を防ぐために効果的なサビ止め塗料についても解説していきます。

 

サビとサビが発生するメカニズム

 

サビは、私たちが生活するさまざまな場所に存在する、金属が腐食して作られる物質です。

私たちがよく見かける茶色っぽいサビは「赤サビ」と呼ばれるものです。

赤サビは、金属が水と空気に接することで発生します。金属がこれらの物質と接触すると、酸化還元反応と呼ばれる反応が起こり、

酸化水酸化鉄と呼ばれる物質が表面に発生します。この酸化水酸化鉄が赤サビの正体です。

皆様がご存じのように、この赤サビが発生し、そのまま放置してしまうと、腐食はどんどん進んでしまいます。

 

このほかに「黒サビ」がありますが、こちらは自然に発生するわけではありません。普段、見かけることのあまりない黒サビは、人工的に発生させます。

人工的に発生させる黒サビには、赤サビの発生を防ぐ役割があるため、「良いサビ」と呼ばれることもあるようです。

 

サビを効果的に防ぐには

 

サビを取り除く、もしくは効果的に防ぐためには、いくつかの方法があります。最も一般的なのは、サビ止め塗料を塗装することですが、

サビ止め塗料には、すでにできてしまったサビの進行を止めることはできません。

すでに存在するサビを取り除く場合は、サビが発生している箇所を硫酸や塩酸などを使用して洗浄します。最も強力な洗浄力を持つ酸はリン酸です。

リン酸は、鉄と反応することでリン酸塩という被膜を形成するため、その後の防サビ効果が続きます。

しかし、安全面を考えると、若干、採用しづらい方法ではあるでしょう。

 

サビの発生原因となる水分と酸素を防ぎ、サビを発生させないという方法もあります。これは、

どうしてもサビを取り除けない箇所に素地調整補助剤を塗ることで行う方法です。この補助剤が水分と酸素が金属と反応することを防いでくれるため、

サビが進行しないという仕組みです。

 

基本的にはサビを発生させないことが重要なのですが、サビの進行を止めるという意味では、この方法はとても効果的です。

塗り替えを行う際、どうしてもサビが取り除けない箇所は、この方法で下塗りをしてから塗料を塗ります。

最も効果的にサビを防ぐ方法は、サビ止め塗料を塗ることです。このサビ止め塗料にも種類があり、

現状、発生している赤サビの進行を止めるための「黒サビ転換剤」や、強力な防サビ効果を持つ薬剤を含有するタイプの塗料なども存在します。

 

サビ止め塗料の効果

 

サビ止め塗料には、今、ご紹介したものも含めてたくさんのバリエーションがあります。

現在、製品化されているものは、大きく「顔料」「樹脂」「溶剤」に分けられます。

 

顔料タイプは、クロム化合物や鉛などが顔料として含まれている製品です。人体に影響を及ぼす危険性が指摘されてきたこともあり、

最近ではこれらの利用は減り、エコな物質が顔料として配合されることが多くなっています。

 

樹脂タイプは、主にエポキシ樹脂が配合されているサビ止め塗料です。耐久性を含め、高い防サビ効果を持つことから、

特に住宅の塗装においてはよく採用されています。

 

溶剤タイプには、水性と油性の2つのタイプがあります。通常の上塗り塗装の場合は、使いやすく、ニオイも少ない水性塗料が使用されます。

油性塗料は、やや塗膜に厚みがあるためサビ止め効果が高いことが特徴です。ただ、ニオイが強いという難点があります。

強溶剤を使用する油性塗料は、非常に強力なサビ止め効果を誇りますが、すでに塗装されている塗膜を溶かしてしまう可能性があり、

油性塗料を使う場合は、弱溶剤が選ばれることのほうが普通です。

 

サビ止め塗料の塗装方法

 

サビ止め塗料を塗装する場合も、通常の塗装同様に、下地処理、下塗り、中塗り、上塗りの順で行います。

特に下地処理は、今後の防サビ効果が長続きするかどうかを左右するほどに重要な工程です。

 

下地処理

サビ止め塗料を塗る前に、塗装する面をきれいにする作業です。サビがまったくない場合でも、電動ブラシやヤスリなどを使用して、塗装面をきれいにしないと、塗料がきれいにのってくれません。完了したら、塗装しないエリアに塗料が付着しないように養生します。

 

サビ止め塗料を塗装

下地処理をしたら、いよいよサビ止め塗料を塗ります。ここで防サビ効果の高いプライマーを塗る場合もありますが、

金属部分には、サビ止め塗料を直接塗るのが効果的です。

その後、耐候性の備わる塗料を中塗り、上塗りします。

これは、紫外線に弱さのあるエポキシ樹脂系のサビ止め塗料の場合は特に重要です。

 

まとめ

 

サビ止め塗料は、下地処理をしっかりやることで効果を発揮します。

金属部分のサビが気になっているという方は、ぜひマナカリフォームまでご相談ください。

 

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