外壁がサビる原因を紹介!種類ごとの危険度や補修方法・費用も解説

外壁がサビる原因を紹介!種類ごとの危険度や補修方法・費用も解説

外壁のサビの原因や対処法が気になる方は多いのではないでしょうか。

外壁のサビは美観を損なうだけではありません。

サビの種類によっては、住宅の寿命にまで悪影響を与えることがあるため注意が必要です。

本記事では、外壁がサビる原因や種類ごとの危険度を解説します。

サビの落とし方や補修費用も紹介するため、ぜひ参考にしてください。

外壁にサビが生じる原因

外壁にサビが生じる原因は、主に以下の5つです。

・金属製の外壁材の劣化
・サビの付着(もらいサビ)
・雨水の浸入
・手抜きの施工
・塩害

順に詳しく見ていきましょう。

金属製の外壁材の劣化

金属系サイディングやトタンなどの金属製の外壁材は、経年劣化によりサビが発生します。

たとえば外壁に擦りキズや塗装剥がれなどがあれば、その部分からサビが生じることがあります。

外壁に施された防サビ剤が劣化して剥がれることも、サビが生じる原因です。

サビの付着(もらいサビ)

もらいサビとは、サビた金属から別のものにサビが移って発生する現象のことです。

たとえば外壁に立て掛けていた自転車・脚立・スコップなどの金属部分がサビていると、外壁にサビが付着し移ります。

雨樋の金属部分など、住宅の鉄部に発生しているサビが雨水で流れ落ち、外壁に広がることでサビが移ることもあります。

雨水の浸入

外壁のモルタル部分にひび割れが生じ外壁内部に雨漏りが浸入すると、下地として使われている金網(ラス網)がサビます。

ラス網がサビると体積が増加してモルタルを押し出し、片々に裂けて飛び散ることがあるため、早めの対処が必要です。

手抜きの施工

手抜きの施工が原因で外壁にサビが発生することもあります。

防サビ剤や塗装の工程に手抜きがあると、防水性を維持できないためサビの原因になります。

塗装後3年以内にサビが発生した場合は手抜き施工の可能性も視野に入れ、信頼できる業者に相談しましょう。

塩害

塩害もサビの原因のひとつです。

海の近くにあり潮風にさらされている住宅は、風に含まれた塩分が原因で外壁にサビが生じやすくなります。

地域の気候や環境を熟知した業者に頼むと、納得感のある修繕方法を提案してもらえるため、サビの再発を防止できます。

外壁のサビの種類と危険度

外壁に発生するサビは主に以下の3種類です。

・赤サビ
・白サビ
・青サビ

それぞれの特徴と危険度について紹介します。

赤サビ

外壁に発生するサビで多いのが、赤サビです。

赤サビは水に溶ける性質があるため、雨水と一緒にサビが流れると、あっという間に外壁に広がることがあります。

赤サビを放置すると外壁材がもろくなり、張り替えなどの大規模な修繕が必要となる可能性があります。

赤サビを見つけたら被害が大きくなる前に対処しましょう。

白サビ

白サビは名前のごとく白っぽいサビです。

アルミニウムや亜鉛などの素材に発生します。

白サビは赤サビほど修繕の緊急性が高くありませんが、金属の表面が酸化して白くなるため美観が損なわれるのが欠点です。

初期段階では早急な対応は必要ないものの、サビの侵食を防ぐためにも適切な対処が必要です。

青サビ

青サビは赤サビや白サビとは少し性質が異なります。

青サビは外壁の表面を保護するサビであり、腐食などの劣化に抵抗する耐食性や、細菌の増殖を抑制する抗菌性があります。

青サビは外壁に悪影響を及ぼすわけではないため危険なサビではありませんが、見た目が悪くなるため広範囲に発生する前に落とすのがおすすめです。

外壁のサビを放置すると危険な理由

サビは、放置していると徐々に進行し、簡単に落とすことが難しくなります。

金属製の外壁材の場合、サビが原因でもろくなり穴があくこともあります。

外壁材に穴があくと雨水が外壁内部に浸入し、雨漏りの原因になりかねません。

さらに、雨漏りの補修や外壁材の張り替えに高額な費用が必要となることもあります。

サビが原因で外壁内部に雨水が浸入すると、耐震性が低下するなど住宅の寿命を縮めることにもつながるため注意が必要です。

外壁のサビの落とし方

外壁に発生したばかりのサビであれば、以下の方法で落とせることがあります。

・ホースの水で洗う
・サビ用洗剤を用いて洗浄する
・ブラシ、スポンジでこすり落とす

具体的な方法を紹介します。

ホースの水で洗う

ホースの水圧を利用すると、水だけでもサビを落とせることがあります。

高圧に対応しているホースにノズルを付けて使うのも有効です。

高圧対応のホースがない場合は、指でホース先端を潰し水圧を上げサビに直接水をかけて洗い流しましょう。

サビ用洗剤を用いて洗浄する

ホースの水だけでサビが落ちなかった場合は、サビ用洗剤を使用しましょう。

サビ専用の洗剤はホームセンターなどで手に入れられます。

商品によって使える外壁材が決まっているため、自宅の外壁材に使っても問題ないか確認してから使用しましょう。

ブラシ・スポンジでこすり落とす

ブラシやスポンジを使いサビを落とす方法もあります。

なるべく柔らかい素材のブラシやスポンジを使って、サビを優しくこすり落としましょう。

固いブラシやスポンジで壁をこすると外壁に傷をつけてしまうため気をつけてください。

自分では落とせない外壁のサビの対処方法

広範囲に浸食したサビを自分で落とすのは困難です。

2階部分など高所に発生したサビも、自分で落とすには危険が伴うため業者へ依頼しましょう。

業者にサビ落としを依頼すると以下の手順で作業が進められます。

1.高圧洗浄で外壁の汚れを落とす
2.劣化した塗膜やサビをとる(ケレン)
3.塗装する

ケレンでサビを落とした後は、外壁の表面を守るために塗装を行います。

塗装は、下塗り(防サビ剤)・中塗り・上塗りの3工程を踏むのが一般的です。

サビた外壁の補修費用

サビた外壁の補修を業者に依頼する時の費用相場は平米単価500~2,000円です。

外壁に使用される塗料の単価の相場は以下のとおりです。

・ウレタン塗料:平米単価1,400~2,500円
・シリコン塗料:平米単価2,300~3,500円
・フッ素塗料:平米単価3,500~4,800円
・無機塗料:平米単価3,500~5,500円

サビの進行度合いや範囲によっても金額が変わるため、詳しく知りたい方は業者に見積もりを依頼しましょう。

外壁のサビ落としを依頼する業者の選び方

塗装実績数が多い業者は、サビ落とし後の塗装について住宅の状況に合わせた適切な提案がもらえます。

また、万が一工事に不備があったとしても保証制度があると安心して依頼できるため、ホームページなどで事前に調べるのがおすすめです。

実際に工事を依頼した方の口コミなども参考にし、信頼できる業者を選びましょう。

外壁のサビは進行する前に補修しよう

外壁のサビは、放置すると住宅の美観を損なうだけでなく住宅の寿命を縮めるリスクもあります。

サビの原因は外壁材の劣化・もらいサビ・塩害など多様です。

中でも赤サビは広がりやすく外壁をもろくするため注意が必要です。

初期のサビであればサビ用洗剤などを使用して自分で落とせる可能性がありますが、広範囲に広がってしまった場合は業者に依頼しましょう。

業者選びの際はホームページなどで外壁塗装の実績や保証制度・口コミ評価を確認のうえ依頼するのがおすすめです。

サビが進行する前に信頼できる業者に依頼しましょう。

監修者プロフィール
間中明世

マナカリフォーム株式会社
代表取締役 間中明世

保有資格:

足場作業主任者・石綿作業主任者・石綿含有建材調査者・アステックペイント技術研修会 修了

業界歴・経歴:

塗装工事に従事し13年以上。1,000棟以上の塗装工事に携わり独立後は千葉市/四街道市で674棟以上の塗装工事を実施

出身地:

千葉県千葉市稲毛区

私は8年間、下請けの現場作業員として勤務していました。
仕事自体は好きでしたが、元請けの仕事のやり方で何度か嫌な思いをした経験があります。例えば本来正面の1面だけでよい足場を、4面にかけて不要な費用を発生させるなどです。その他にもお客様への向き合い方で大小さまざま、疑問に感じることがありました。ただ元請け先との関係から何も言い出せない、そんな現状に悩み続ける毎日を過ごしておりました。
「もっと誠実にお客様と向き合いたい」「工事で失敗する方を減らしたい」
という想いが日に日に強くなり、マナカリフォーム株式会社を立ち上げるに至りました。
創業時の想いと「常に誠実・正直」を信念に、お客様を裏切らない仕事をお約束します。

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