外壁塗装の期間は?各工程の流れや日数と注意すべきポイントを紹介
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「外壁塗装をしたいけど必要な日数や期間を知りたい」
「生活へはどんな支障があるかを知りたい」
外壁塗装を行いたい方はこのようなお悩みを抱えている方もいるのではないのでしょうか。
本記事では、外壁塗装の期間と各工程の流れや工期が伸びる原因、注意すべきポイントといった内容について解説します。
外壁塗装を行う時期や工程を詳しく知ることで、適切なタイミングで工事を行えるだけでなく、悪徳業者に騙されるリスクも軽減できます。
外壁塗装の期間や工程について詳しく知りたい方は、ぜひ最後までお読みください。
目次
外壁塗装の期間|各工程の流れと日数
外壁塗装の期間は、一般的な住宅の場合は7〜15日間ほどです。
基本的に下記の工程で工事が進みます。
・現場確認、近隣への挨拶【半日】
・足場の設置【1~2日間】
・高圧洗浄【半日〜1日間】
・下地補修、養生【1~3日間】
・下塗り【1日間】
・中塗り、上塗り【2日間】
・チェック作業【1日】
・足場解体【1日】
天候や業者の休日、屋根塗装を行う場合などは工期が延長する場合もあります。
各工程について詳しくみていきましょう。
現場確認・近隣への挨拶【半日】
最初の工程では、業者によって塗装すべき箇所の確認が行われます。
トラブルにならないよう、しっかりと塗装する箇所を業者と一緒に確認しておきましょう。
外壁塗装では臭いや騒音などによって近隣トラブルが発生することもあるため、近隣への挨拶回りを行う業者もあります。
確認作業の長さにもよりますが、長くても半日ほどの時間で終わる工程です。
足場の設置【1~2日間】
安全に外壁塗装を行うため、基本的に足場の設置は必要です。
足場設置時には、塗料の飛散防止のため建物周囲にネットを張ります。
基本的に1日で終わる作業です。
ただし足場の設置面積が広かったり他の業者に依頼したりする場合には、2日ほど必要になることもあります。
高圧洗浄【半日〜1日間】
外壁の汚れは、高圧洗浄機を用いて落としていきます。
高圧洗浄機による作業時間は、汚れの程度や洗浄方法にもよりますが半日〜1日間ほどかかります。
外壁の洗浄後にはしっかりと乾燥させる時間が必要です。
下地補修・養生【1~3日間】
外壁にひび割れや欠損がある場合には、塗料と外壁がしっかりと密着できるように下地補修を行います。
窓ガラスなどへの塗料の飛散を防止するため、養生も必要です。
経年劣化の進み具合によっては補修に時間がかかるため、期間は1〜3日間を目安に考えましょう。
下塗り【1日間】
下地補修と養生が終わったら、外壁の下塗りを行っていきます。
下塗りは、中塗り・上塗りと外壁の間の密着性を高める、いわば接着剤のような役割を果たします。
下塗りの作業期間としては1日間を目安に考えておきましょう。
中塗り・上塗り【2日間】
中塗り・上塗りとは、下塗りを行った後にさらに塗装を重ねていく工程です。
下塗りとは異なる塗料が用いられ、塗りムラがなくなるよう塗装を重ねていきます。
中塗り・上塗りでの作業時間は、それぞれ1日間ほど(合計2日間)かかります。
この工程で中塗りを飛ばして上塗りだけを行う業者もあるため、事前に中塗り・上塗りが行われるか確認しておくと安心です。
チェック作業【1日】
上塗りの工程が終了し乾燥した後は、お客様が立ち会いのもとチェック作業を行います。
チェック作業時に塗りムラや気になる箇所があれば、塗り直しも可能です。
塗り直しの時間も含めて、念のため1日ほど作業時間を見込んでおきましょう。
足場があるうちは業者も塗り直しに対応してくれることが多いので、チェック作業に立ち会い気になる箇所がないか確認してください。
足場解体【1日】
チェック作業が終わった後は、足場と飛散防止ネットを撤去します。
基本的に1日あれば、完了する作業です。
撤去後は片付けと清掃を実施して、外壁塗装の工程は完了となります。
参考:屋根の塗装【3日間〜】
外壁塗装と同じタイミングで屋根も塗装する場合、補修作業や下塗り、中塗り、上塗りなども外壁塗装と同様に行う必要があります。
各工程でしっかりと乾燥時間を取るため、3日間ほど作業期間を見込んでおきましょう。
屋根は外壁よりも劣化が激しい場所のため、グレードの高い塗料を使用する場合があります。
また外壁と比較して屋根は太陽の光が当たりやすいため、塗料の耐用年数も短くなりやすいです。
外壁と屋根の塗装における違いが気になる方は業者に質問してみましょう。
外壁の塗装期間の大幅な短縮はできない
外壁塗装は塗料の乾燥時間なども必要なため、大幅な期間の短縮は難しいです。
なるべく外壁塗装の工期を短縮したい方には、下記の対策が考えられます。
・職人の数を増やす
・塗料の乾燥に適した春や秋に外壁塗装を行う
工期を短縮する対策で、少しは外壁塗装の期間を短くできます。
ただし単純に人手が増えれば作業日数がその分減る、というものではないので、短縮できる時間には限界があります。
外壁の塗装期間は余裕をもっておきましょう。
外壁塗装の期間・工期が延びる原因
外壁塗装の期間と工期が延びる原因は、下記のとおりです。
・悪天候で作業が行えない
・乾燥に時間がかかる
・外壁の経年劣化が激しい
工期が延びる原因に当てはまる場合には、外壁塗装が当初の予想どおりに進まない可能性があります。
各原因について詳しくみていきましょう。
悪天候で作業が行えない
下記のような悪天候では外壁を塗装できず、工期が延びてしまいます。
・強風
・降雨
・降雪
悪天候の程度によりますが、作業するスタッフの安全や乾燥時間などを考慮して作業を行えるかどうか判断する必要があります。
乾燥に時間がかかる
気温が低かったり湿度が高かったりする場合は乾燥に時間がかかるため、作業に遅れが生じやすいです。
特に水性塗料は水分が蒸発することにより塗膜を形成して本来の効果を発揮するので、しっかりと乾燥させることが大切です。
外壁の経年劣化が激しい
外壁の経年劣化の状態が激しくて補修に時間がかかることも、工期が延びる原因として考えられます。
外壁に現れる経年劣化の症状は、下記のとおりです。
・ひび割れ
・チョーキング
・塗膜の剥がれ
・サビやカビ、苔(こけ)
程度によりますが、あまりにも劣化が激しい場合には塗装ではなく外壁の張り替えを検討する必要もあります。
現場確認時に業者と相談してみましょう。
外壁塗装の期間中に注意すべきポイント
外壁塗装の期間中に注意すべきポイントは下記のとおりです。
・外壁塗装を早く終わらせようとする業者に注意
・近隣とのトラブルに注意
・生活への支障やストレスに注意
外壁塗装では、業者や近隣とのトラブル、生活への支障などに注意しなければなりません。
どういうことか解説していきます。
外壁塗装を早く終わらせようとする業者に注意
外壁塗装の工期をとにかく早く終わらせようとする業者には注意しましょう。
外壁塗装は各工程で乾燥が必要になる場合が多く、基本的には7〜15日ほど時間がかかります。
これより早く工期を終わらせる場合、中塗りを実施していないなど工程を飛ばしている恐れが考えられます。
外壁塗装を依頼する時には、工期が異様にはやく終わる見積もりを出してこない業者か注意しましょう。
近隣とのトラブルに注意
外壁塗装では、工事中の騒音や塗料の匂い、飛散など近隣とのトラブルが発生しやすいです。
近隣の住人に理解してもらえるよう、あらかじめ挨拶をしておくことも円滑に外壁塗装を終わらせるためには重要です。
業者が代わりに挨拶してくれる場合もあります。
近隣とのトラブルに配慮して作業してもらえる業者、という観点から業者を選ぶのもおすすめです。
生活への支障やストレスに注意
外壁塗装は、居住者の日常生活に支障やストレスを与えることもあります。
外壁塗装の期間中に起こりうる生活への支障としては下記のとおりです。
・洗濯物を干しづらい
・窓の開閉ができないタイミングがある
・車の移動が必要な場合がある
塗料の匂いや職人への気遣いからストレスを感じる人もいます。
こうした生活への支障やストレスがある可能性を考慮したうえで、外壁塗装を依頼しましょう。
気になる事があれば事前に業者へ相談するのもおすすめです。
外壁塗装の期間についてよくある質問
外壁塗装の期間についてよくある質問を解説していきます。
・外壁塗装中はずっと家にいるべきか?
・外壁塗装のサイクルは?何年ごとに行う?
・外壁塗装におすすめの時期やふさわしくない時期は?
外壁塗装について悩みを抱えている方や、外壁塗装を行おうか迷っている方はぜひ参考にしてください。
外壁塗装中はずっと家にいるべきか?
外壁塗装の作業中は、家主がご自宅にいなくても大丈夫です。
立ち会いが必要なのは、点検時と片付け時など一部の工程のみです。
それ以外の工程では、外壁塗装中にずっと家にいなくても作業は進みます。
トラブルを避けるため、戸締まりは行うよう心がけると安心です。
外壁塗装のサイクルは?何年ごとに行う?
外壁塗装のサイクルは、耐用年数を目安に決めるのがおすすめです。
塗料の耐用年数は下記のとおりです。
・ウレタン塗料:5〜10年
・シリコン塗料:7〜15年
・フッ素塗料:12〜20年
・無機塗料:18〜20年
建物の耐用年数を確認して、もし超えているようならば、外壁塗装のメンテナンスを考えるタイミングです。
ひび割れや剥がれなど経年劣化が激しい症状がある場合には、耐用年数を超えていなくても、業者に相談してメンテナンスを行いましょう。
外壁塗装におすすめの時期やふさわしくない時期は?
外壁塗装は、春や秋など雨が降りにくく乾燥している時期を選ぶとスムーズに作業を進められます。
外壁塗装にふさわしくない時期としては、冬の気温が低い場合や梅雨など湿度が高い時期が挙げられます。
塗料が乾きづらく、工期が延びる原因となるからです。
外壁塗装を行う時は、なるべく春や秋など雨が降りにくく、乾燥している時期を選ぶのがおすすめです。
適切なタイミングを見極め外壁塗装を行おう
本記事では外壁塗装の工事期間についてご紹介しました。
外壁塗装の工事に必要な期間は7〜15日ほどです。
ただし天候や気温などによっては工期が伸びる可能性があります。
外壁を定期的にメンテナンスすることで、外観をキレイな状態に保てるだけでなく、家の寿命を伸ばすことも可能です。
適切なタイミングで業者へ相談して、外壁塗装を行いましょう。
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