塗装で使用されるフッ素塗料とは?特徴や価格相場などを紹介

塗装で使用されるフッ素塗料とは?特徴や価格相場などを紹介

「フッ素塗料はどんな特徴があるの?」
「フッ素塗料で塗装すると、デメリットがないのか知りたい」

このように考えている方もいるのではないでしょうか。

フッ素塗料は、外壁塗装に使用される機能性の高い塗料です。

外壁塗装にフッ素塗料を検討している方の中には、価格相場やメリット・デメリットが分からず、困っている方も少なくありません。

そこで本記事では、フッ素塗料について紹介します。

フッ素塗料の特徴や価格相場、メリット・デメリットなどを解説するので、ぜひご覧ください。

フッ素塗料の特徴

フッ素塗料は、外壁塗装に用いられる主な塗料の1つです。

蛍石(ほたるいし)を原料としたフッ素樹脂が主成分となっており、フッ素塗料を塗装すると、光沢のある外観に仕上がります。

フッ素塗料は下記の点に優れています。

・耐久性
・耐候性
・耐熱性
・親水性
・防水性
・防カビ性
・防藻性
・耐摩耗性

フッ素塗料の耐用年数は12〜20年と、比較的長く使用できます。

ただし、屋根に使用する場合は寿命が2〜6年ほど短くなる傾向があるため注意が必要です。

耐用年数が長くて塗り替えの回数を減らせるため、有名な大型施設に使用されています。

身近なものであれば、フライパンにもフッ素加工が施されています。

ただし、他の塗料と比べて価格が高い傾向にあることにも注意が必要です。

フッ素塗料で塗装する場合の価格相場

フッ素塗料で塗装する場合、他の塗料に比べて価格が高くなりやすいです。

主な塗料の価格相場は下記のとおりです。

・フッ素:3,000~5,500円/平方メートル
・ウレタン:1,500~3,000円/平方メートル
・シリコン:2,500~4,000円/平方メートル

他の塗料と比べて、1回あたりの支払い金額が高くなるため、初期費用の予算によっては足りない場合があるかもしれません。

ただし、フッ素塗料は耐用年数が12〜20年と長めです。

耐久性が高く耐用年数が長いため、塗装する住宅に長く住み続ける場合は塗り替えのメンテナンスの回数を減らせます。

初期費用は高くなりますが、長期的にはコストを抑えられるため、メンテナンスコストを含めて総合的に判断するのがおすすめです。

フッ素塗料で塗装するメリット

フッ素塗料で塗装するメリットは、下記のとおりです。

・耐久性が高く、耐用年数が長い
・外観を美しく保てる

どちらも長く住み続ける場合に嬉しいポイントです。

詳しく紹介するので、ぜひご確認ください。

耐久性が高く、耐用年数が長い

フッ素塗料は耐久性が高く、長い耐用年数を誇ります。

他の塗料との耐用年数を比較すると、下記のとおりです。

・フッ素 :12~20年
・ウレタン:5~10年
・シリコン:7~15年

上記は外壁に使用した場合の耐用年数の目安です。

フッ素塗料は外壁に隙間なく密着するため、風雨にさらされても家をダメージから保護します。

フッ素樹脂の結合が強固なため、紫外線で壊れにくく、色あせや劣化が少ないこともポイントです。

耐薬品性もあるため、酸性雨による塗膜の劣化も抑えられます。

耐熱性にも優れているため、暑い地域でも寒い地域でも性能を発揮できます。

外観を美しく保てる

フッ素樹脂は親水性が高いため、汚れが付着しにくく、外観を美しく保てます。

親水性が高いと表面が水に濡れやすいため、雨が降ると汚れが一緒に流されます。

メンテナンスも水を掛けるだけできれいになるため、あまり手間を掛けずに外観を清潔に保つことが可能です。

防カビ性や防藻性が高いため、太陽光が当たりにくい壁でもカビや藻がつきにくいことも嬉しいポイントです。

耐摩耗性にも優れているので、ピカピカした光沢のある外観を長く保てます。

フッ素塗料で塗装するデメリット

フッ素塗料で塗装するデメリットは下記のとおりです。

・初期費用が高い

・ひび割れる可能性がある

詳しく紹介するので、ぜひご確認ください。

初期費用が高い

フッ素塗料は他の塗料と比べて単価が高いため、まとまった量を使用する場合は費用が高くなってしまいます。

まとまった金額を用意するのが難しい場合は、他の塗料を検討しないといけません。

ただしフッ素塗料は耐用年数が長いので、メンテナンス回数を減らせます。

主な塗料の耐用年数は下記のとおりです。

・フッ素 :12~20年
・ウレタン:5~10年
・シリコン:7~15年

フッ素塗料を塗り替える間に、他の塗料はより多くの塗り替えを行う必要があります。

長期的に考えると塗り替え回数が減らせる分コストを抑えられるため、総合的に判断するのがおすすめです。

ひび割れる可能性がある

フッ素塗料は他の塗料と比べて塗膜が固く、横に伸びる力が弱い傾向があります。

塗膜が固いと、地震の際にひび割れてしまう可能性があるため、注意が必要です。

また乾燥収縮で動きのある素地であるモルタルの塗料にも向きません。

ただし、弾力性の高いフッ素塗料を選べば、ある程度ひび割れに対策できます。

施工業者に相談して、弾力性の高い製品で塗装するのがおすすめです。

フッ素塗料での塗装がおすすめの人

フッ素塗料での塗装がおすすめの人は下記のとおりです。

・トータルの費用を減らしたい人
・少ない手間で美しい外観を保ちたい人

どちらかに当てはまる人は、フッ素塗料で塗装を検討してみましょう。

それぞれ詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてください。

トータルの費用を減らしたい人

フッ素塗料はトータルの費用を減らしたい人におすすめです。

フッ素塗料は単価が高いため、どうしても費用が高くなり、まとまった金額を用意する必要があります。

しかし耐用年数が長いため、塗り替えのメンテナンスの回数を減らすことが可能です。

住み続ける期間が長い人ほど、トータルのコストが安くなります。

ただし築年数が長くて数年以内に建て替える可能性が高い場合は、他の塗料も検討してみましょう。

少ない手間で美しい外観を保ちたい人

少ない手間で美しい外観を保ちたい人にもフッ素塗料はおすすめです。

フッ素塗料は親水性が高く、雨で汚れが落ちるため、メンテナンスの手間や回数を減らせます。

防カビ性や防藻性にも優れているため、日当たりが悪い場所や湿気がこもりやすい場所でも、カビや藻が発生しにくいです。

フッ素塗料は光沢のある仕上がりも特徴です。

耐摩耗性にも優れているため、ピカピカした光沢のある外観を長く保てます。

光沢のある外観が好みでない方は、光沢のないつや消しタイプのフッ素塗料を選ぶのがおすすめです。

ただしフッ素塗料のつや消しタイプは種類が少ないため、選ぶ際にはご注意ください。

おすすめのフッ素塗料製品|超低汚染プラチナリファイン2000MF-IR

超低汚染プラチナリファイン2000MF-IRは、株式会社アステックペイントのフッ素塗料製品です。

超低汚染プラチナリファイン2000MF-IRで塗装すると、建物の美観と保護を両立できます。

紫外線に強い「フッ素樹脂」と「無機成分」を用いた独自技術により耐候性が高く、紫外線や酸性雨などの劣化要因に影響を受けにくいことが特徴です。

独自の無機成分配合技術によって緻密な塗膜を形成するため、汚れがつきにくく、長く美しい外観を保てます。

防カビ・防藻性や遮熱性なども備えており、機能性が高い製品です。

フッ素塗料での塗装をするなら、超低汚染プラチナリファイン2000MF-IRをご検討ください。

フッ素塗料で塗装する際の注意点

フッ素塗料は弾力性が低くて塗膜が固いという特徴があるため、塗料選びや塗装方法を誤ると、ひび割れしやすくなってしまいます。

塗膜が固いと地震でひび割れてしまう可能性があるため、弾力性の高いタイプを使うというような対策が必要です。

業者にフッ素塗料の施工実績があるかもご確認ください。

業者の中にはフッ素塗料を使用した経験が少なかったり、そもそも扱ったりしたことがなかったりするため、注意が必要です。

施工実績がない業者を選んでしまうと、フッ素塗料に期待した効果を発揮できない場合があります。

塗装実績を確認し、フッ素塗料について深く理解している信頼できる業者に依頼しましょう。

外観を長く美しく保つならフッ素塗料

フッ素塗料は外壁塗装で主に使用される塗料で、耐久性が高くて耐用年数が長いなど機能性の高さが魅力です。

塗料の価格が高いため、最初にまとまった金額を用意する必要があります。

しかし耐用年数が長く塗り替え回数が減らせるため、トータルのコストは節約できるので、総合的に判断するのがおすすめです。

施工実績がない業者を選んでしまうと、期待した効果を得られない可能性があるため、フッ素塗料を選ぶ際には信頼できる施工業者にご相談ください。

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