外壁のローラー塗装とは?特徴やメリット・デメリットについて解説

外壁のローラー塗装とは?特徴やメリット・デメリットについて解説

外壁の塗装方法には吹付塗装や刷毛塗装などがあります。

その中でも一般的に使われる方法がローラー塗装です。

ローラー塗装とはローラーに塗料を浸して、外壁に転がしながら塗っていく方法です。

ローラー塗装は早くきれいに仕上げることができます。

本記事ではローラー塗装の特徴や方法について解説しています。

ローラー塗装について知りたい方は最後までご一読ください。

外壁塗装におけるローラーの役割

ローラー塗装はその名のとおりローラーを使用して塗装することで、塗料を均等に塗ることができます。

塗りムラができにくく、きれいな仕上がりになります。

大きなサイズのローラーを使えば一度に広い面積を塗装可能です。

外壁塗装において、ローラーは広面積を塗りやすく、ムラなくきれいに仕上げることのできるという重要な役割を果たします。

ローラー塗装のメリット

ローラー塗装は比較的簡単に行える塗装方法の一つです。

ローラーを使用して塗装するメリットについて紹介していきます。

・風による飛散に強い
・塗りムラが少ない

上記の特徴について見ていきましょう。

風による飛散に強い

ローラー塗装はローラーに塗料を浸して、浸した塗料をローラーで転がしながら塗っていきます。

塗料を吹き付ける塗装方法ですと強風などで塗料が飛散する可能性がありますが、ローラー塗装であればそのような心配がありません。

飛散が少ないので、塗料を無駄にせず塗装できます。

塗りムラが少ない

ローラー塗装は塗りムラが発生しにくい塗装方法です。

ローラーで1度塗った箇所がわかりやすいため、同じ箇所を何度も誤って塗装することがなくなります。

塗料も均一に塗ることができるので、塗りムラが少なくなります。

ただし、ローラーのタイプやサイズを誤って塗装をすると塗りムラができてしまう可能性がありますので、サイズの選定には注意が必要です。

ローラー塗装のデメリット

ローラー塗装にはメリットだけでなく、下記のようなデメリットもあります。

・複雑な部分の塗装が難しい
・吹付塗装に比べて時間がかかる

これらのデメリットについても見ていきましょう。

複雑な部分の塗装が難しい

ローラー塗装はローラーが使える部分にしか塗れません。

たとえば複雑な形をしている箇所や狭いスキマにはローラーを入らず、ローラーで塗装ができなくなります。

狭いスキマに関しては、刷毛や吹付器具を組み合わせて活用して塗装するしかありません。

ローラーと刷毛や吹付を塗装箇所によってうまく組み合わせることで、きれいに仕上げることができます。

吹付塗装に比べて時間がかかる

ローラー塗装は塗装に時間がかかってしまいます。

ローラー塗装は吹付塗装と違って、塗装したい面をすべて一度ローラーで転がさなければなりません。

丁寧な仕上がりにはなりますが、吹付塗装ほど作業スピードを早くできません。

塗装に使うローラーのサイズ

ローラーは規格によってサイズが3種類に分かれています。

この3種類のローラーをうまく使い分けることで、塗装をきれいに仕上げることができます。

・レギュラー
・ミドル
・スモール

上記3種類の大きさや特徴について見ていきましょう。

レギュラー

一般的に塗装に使われているのがレギュラーサイズです。

紙管内径はφ38mmで、長さは23cm(9インチ)です。

一番大きなサイズなので、広い面積を塗装するために最初に使われます。

レギュラーでは大きくて塗れない部分をその他のサイズで塗装していきます。

ミドル

ミドルはレギュラーよりも少し小さく、スモールよりも大きく2つの中間に位置するサイズです。

紙管内径はφ26~27mmで長さは18cm(7インチ)となっています。

広い面積も狭い面積も活用可能なサイズで、レギュラーサイズでは塗れない箇所に使用することが多いです。

スモール

スモールサイズはローラーの中でも一番小さいサイズです。

紙管内径は15~16mmで、長さは10cm(4インチ)になります。

スモールサイズであれば、レギュラーやミドルでは大きくて入らないようなスキマにも手が届きます。

細かい部分の塗装には一番適しているサイズです。

ローラーで塗装するときのコツ

ローラーを使って塗装する際のコツについて解説していきます。

ローラー塗装を始める前に、まずはローラーについている余分な毛を払い落としてください。

余分な毛が混ざってしまうと塗料をうまくローラーに浸すことができず仕上がりが汚くなります。

その後に塗料をつけるのですが、この時ローラーに空気が入らないように注意してください。

塗装を始めたら、ムラができないように丁寧に塗りましょう。

塗装中にはどうしても塗り継ぎができてしまいますが、塗り継ぎが目立ってしまうとかっこ悪いので、目線の高さには来ないように注意してください。

最後に塗装が終わったら、ローラーについた塗料をしっかり落としてから保管してください。

ローラーにこびりついた塗料をそのまま放置すると固まってしまうため、ビニール袋に入れてゴムで口を留めて保管しましょう。

外壁塗装をローラーでDIYはおすすめできない

外壁塗装は職人さんの技術によって成り立っています。

簡単に塗装しているように見えますが、長年の経験と高い技術によってきれいに仕上げられています。

そのため、ローラーを使ってDIYで塗装をするのはおすすめしません。

DIYで塗装すると塗りムラができてしまい、きれいに仕上がらない可能性が高いです。

外壁塗装の際に塗装業者さんにお願いすると、塗料のノリを良くするため、外壁を清掃してから塗装してくれます。

きれいに塗装するための知識も必要となりますので、外壁塗装の際は塗装業者さんにお願いしましょう。

参考:主な塗装方法

参考にはなりますが、ローラー塗装の他にどのような塗装方法があるか解説していきます。

外壁に用いられる主な塗装方法は以下の3種類になります。

・ローラー塗装
・吹付塗装
・刷毛塗装

それぞれの塗装方法の特徴について見ていきましょう。

ローラー塗装

ローラー塗装はローラーを使用して行う塗装方法です。

塗料をローラーに浸透させ、ローラーを転がして塗装していきます。

外壁塗装ではよく使われる一般的な塗装方法になります。

吹付塗装

吹付塗装は塗料を専用のガンに充填し、噴霧として吹き付けて塗装する方法です。

ガンで塗装すると塗料が広がり、一度に広い範囲を塗装できます。

小さなスキマでローラーや刷毛が入らない場所を塗装する際に適した方法です。

ガンを吹き付ける強さや塗装対象との距離によって塗装の厚みが変わるので、塗装には技術が必要となります。

風が強い日に吹付塗装をすると思いがけない方向へ塗料が飛散する場合があるため、注意が必要です。

刷毛塗装

最後は刷毛を使って塗装をする方法です。

刷毛塗装は塗りムラができづらく均一な塗装をしやすい塗装方法です。

刷毛はローラーと比較して小さいので、狭い部分の塗装に適しています。

大きな面はローラーで塗装し細部やスキマは刷毛を使って塗装することで、きれいに仕上げていくことができます。

ローラーで外壁塗装をしたい時は業者に相談しよう

ローラー塗装は一般的な塗装方法ですが、すべての現場、すべての塗料に共通して使える方法という訳ではありません。

現場に応じた塗装方法を選択してこそ、外壁塗装をきれいに仕上げることができます。

外壁塗装を検討している方はお近くの塗装業者に見積もりを取ってみて、どのような塗装方法で塗装するのか確認してみましょう。

塗装業者の技術や使用する塗料によっても塗装方法が変わるので、注意して確認してください。

監修者プロフィール
間中明世

マナカリフォーム株式会社
代表取締役 間中明世

保有資格:

足場作業主任者・石綿作業主任者・石綿含有建材調査者・アステックペイント技術研修会 修了

業界歴・経歴:

塗装工事に従事し13年以上。1,000棟以上の塗装工事に携わり独立後は千葉市/四街道市で674棟以上の塗装工事を実施

出身地:

千葉県千葉市稲毛区

私は8年間、下請けの現場作業員として勤務していました。
仕事自体は好きでしたが、元請けの仕事のやり方で何度か嫌な思いをした経験があります。例えば本来正面の1面だけでよい足場を、4面にかけて不要な費用を発生させるなどです。その他にもお客様への向き合い方で大小さまざま、疑問に感じることがありました。ただ元請け先との関係から何も言い出せない、そんな現状に悩み続ける毎日を過ごしておりました。
「もっと誠実にお客様と向き合いたい」「工事で失敗する方を減らしたい」
という想いが日に日に強くなり、マナカリフォーム株式会社を立ち上げるに至りました。
創業時の想いと「常に誠実・正直」を信念に、お客様を裏切らない仕事をお約束します。

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