シーリングとコーキングの違いとは

シーリング材とコーキング材の違いについて

 

シーリング材とコーキング材の違いについてご存じですか?

屋根や外壁に使用されるこれらの材料にはさまざまなタイプがあり、作業に合わせて使い分けます。

実はシーリング材とコーキング材は、どちらも防水・気密性を保つ目的で使われるペースト状の材料で、基本的には同じものです。

 

 

シーリング材とは

 

シーリング材は、建物にできたヒビなどから雨水や湿気などが内部に入り込まないよう、当該箇所に充填する材料のことです。

液状やパテ、ひも状、棒状などさまざまなタイプがあり、特に油性原料を使用し、パテ状のタイプに関しては、コーキング材と呼ばれることがあります。

 

シーリング材は、主に硬化剤、着色剤、充填剤、などから成ります。

パテ状や液状の不定形シーリング材は、シリコンやポリサルファイド、ポリウレタン、アクリル、あまに油などが主成分です。

棒状やひも状の定形シーリング材は、ゴムアスファルト、塩化ビニル、クロプレンなどが主成分です。硬化剤には、樹脂に対応するものが使用され、

充填剤には主にカルシウムやタルクなどが、着色剤には無機顔料や酸化チタンが使われています。

 

シーリング材は、充填する箇所の材質とともに、天候や温度、湿度などを考慮して選ばなければなりません。

また、シーリング材の寿命はタイルやコンクリートと比較して短いため、的確な時期に再補修する必要があります。

シーリング材は、補修作業に幅広く利用可能です。

 

シーリング材の使い方は、大きく3つに分類できます。

 

 

シーリング材の用途(違い・価格以外)

 

・サイディング壁のひび割れの補修

外壁の下地にサイディングボードと呼ばれる板を張り、組み立てるサイディング壁。

この壁には、天候や気温の変化、地震などによりヒビが入ってしまうことがあり、その補修にシーリング材が使用されます。

ヒビの入った箇所を「目地」と呼びますが、ここにシーリング材を充填することで、不具合を修正するとともに、壁にかかる負荷も取り除きます。

 

・応急処置

シーリング材は、雨漏りの原因となっている場所の応急処置に使うことも可能です。

雨漏りしやすい場所はいくつかありますが、外壁や屋根のヒビ割れ、窓のサッシ周辺、劣化した金属屋根などは特に注意が必要です。

雨漏りが発生すると、建物内部の重要な構造部にダメージを与えてしまう可能性があります。シーリング材はあくまで応急処置なので、速やかに業者に連絡しましょう。

 

・建材の固定

シーリング材は、建材を接着して固定することが可能です。

屋根工事では、棟板金の釘穴の接着や、かわら屋根を補修する際などにシーリング材が使用されています。

 

 

シーリング材の種類

 

シーリング材にはいくつかの種類があり、それぞれを用途に合わせて使い分けます。

 

ウレタン系シーリング材

ウレタン系のシーリング材は、耐久性が高く、固まると弾力性と密着性があるため、ヒビや目地にぴったりフィットします。

とても使いやすいシーリング材なのですが、紫外線に弱く、また密着性から汚れなどを寄せつけやすいという特徴も持っています。

そのため、屋外で使用する場合は、塗料を塗って保護するのが一般的です。

 

シリコン系シーリング材

シリコン系のシーリング材は、価格がリーズナブルで、耐水・耐熱・耐候製に優れるという特徴を備えています。

充填したあとにシリコンオイルがしみ出してくるため、ウレタン系のシーリング材とは異なり、基本的には上から塗装することができません。

主にガラスの目地や、浴室や浴槽などの補修に使われます。通常、外壁の補修には使いません。

 

アクリル系シーリング材

アクリル系のシーリング材は、扱いやすさが特徴です。

価格もリーズナブルですが、耐久性の面では弱さがあります。

塗装やクロス、ALCの目地などの補修に使用するのが一般的です。

 

変性シリコン系シーリング材

ウレタン樹脂から作られる変成シリコン系シーリング材は、耐候性を備え、さらに塗りやすいことからさまざまな補修に使われています。

タイルやコンクリート、ALCなどの目地、躯体などが主な使い道です。

ウレタンとシリコンの中間的な特徴を持つシーリング材と考えていいでしょう。

 

 

シーリング材のタイプ

 

シーリング材には、1液性と2液性のタイプがあります。

 

1液性の利点はすぐに使えることです。

コーキングガンを使用するなどして比較的小さな作業をするのに向いています。

 

2液性のタイプは、主材と硬化剤に分かれていて、攪拌機を使ってミックスしなければ使えません。

比較的、大規模な補修作業に向きますが、ある程度、技術や知識を備えていないと扱えません。

 

 

シーリング材の値段

 

シーリング材による補修工事は、「打ち増し」「打ち替え」の2種類です。

打ち増し工事は、現在のシーリングの上に新しくシーリング材を「打つ」工事で、メーター当たり500~900円ほどが相場となります。

現在のシーリングを剥がしてから作業する打ち替えは、メーター当たり700~1200円ほどが目安です。

 

 

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