ベランダのトップコートが剥がれる原因!FRP防水やウレタンの塗装費用と部分補修方法
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ベランダは外にあり雨風にさらされやすい分、劣化も気になります。
ベランダのトップコートは、些細な劣化も早めに対処することが重要です。
今回は、ベランダのトップコートが剥がれる原因や塗り替え工事のやり方をご紹介します。
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目次
ベランダ防水のトップコートが剥がれる原因とは?
ベランダのトップコートは、以下の要因で劣化してしまいます。
1つ目は「経年劣化」です。
ベランダは、屋外にある構造上、紫外線や雨・風によるダメージを受けやすくなります。
FRP防水やウレタン防水は防水層を重ねているため、表面のトップコートが劣化し、剥がれます。
また、シートタイプのベランダ防水はシート間の目地が劣化して剥がれます。
それにより、内部に水が浸入してしまうため、剥がれている場合は早めに対策しましょう。
2つ目は「施工不良」です。
ベランダ防水を施工してから、2〜3年で剥がれてしまった場合は施工不良が原因として考えられます。
乾燥が不十分、下塗りしない、雨の中での施工はベランダ防水の密着性が落ち、剥がれやすくなる原因です。
数年で剥がれてしまった場合は、施工してもらった会社に修繕を依頼しましょう。
ベランダの剥がれたトップコートの防水塗装方法
防水層を重ねるFRP防水は、軽い劣化でも塗り替えが必要です。
ここでは、塗り替えの手順をご紹介します。
まず、FRP防水での対応が可能か見積もり診断します。
汚れとFRP防水の剥がれは似ていますが、FRP防水の場合は剥がれて下地が見えている状態を指します。
軽い程度の剥がれであれば、FRP防水による対応で補修可能です。
次に、高圧洗浄機を使って汚れを取り除きます。
汚れが取り除けたら、FRP表面研磨や目荒らしをします。
そして、アセトンを使い拭き掃除しましょう。
アセトンによってFRP防水の表面に付着しているワックスの油膜成分を取り除く工程です。
実は、この工程がかなり重要です。
ここでワックスの油膜成分を拭きとらなければ、プライマーを塗っても剥がれてしまいます。
この過程を省いてしまう施工会社もあるため、見積もりの時や施工前に確認しておくと良いでしょう。
最後に、プライマー、トップコートの順に塗装して完了です。
関連記事:FRP防水とは?
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防水トップコートの塗装単価
防水トップコートの塗装単価は、1平方メートルあたり1,500円〜3,500円程度が一般的です。
ただし、材料費・施工費・足場代等含むかどうかで変動します。
また、使用するトップコートの種類で価格が異なり、フッ素系など高耐久タイプは単価が高くなりがちです。
塗装箇所が大面積ならば単価はやや安く、小規模・細かい部分だと割高になる傾向があります。
ベランダのトップコートを部分補修する費用
・小規模なクラック(ひび割れ)補修の場合
数平方メートル程度の範囲での補修なら、約2万円〜5万円程度。ひび割れの補修材の使用や表面の清掃、部分的な再塗装が含まれます。
・部分的な剥がれや塗膜の劣化の補修の場合
範囲がやや広い場合、約 5万円〜10万円 程度になることも。下地処理や防水層の一部補修が必要なケース。
・補修範囲が広い場合や防水層の劣化が進んでいる場合
10万円以上の費用がかかることもあります。
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トップコートの防水塗装の種類
ベランダのトップコートに使われる防水塗装の種類について説明します。トップコートは、防水層を保護し、耐久性や美観を高めるために重要な役割を果たします。
ウレタン防水トップコート
- 特徴:柔軟性が高く、ひび割れに強い。施工が比較的簡単。
- 用途:既存のウレタン防水層の保護や補修に適している。
- 耐久性:約5~7年程度。紫外線や摩擦に強いが、定期的なメンテナンスが必要。
シリコン系トップコート
- 特徴:耐紫外線性に優れ、耐候性が高い。表面が滑らかで防汚性が高い。
- 用途:防水層の美観保持と保護に適している。
- 耐久性:約7~10年。塗膜が硬くなりやすいので、下地の動きに合わせた施工が重要。
フッ素系トップコート
- 特徴:耐久性、耐候性に非常に優れる。高価だが長期間の保護が可能。
- 用途:高級物件やメンテナンス周期を長くしたい場合に使われる。
- 耐久性:約10~15年。紫外線や化学薬品に強い。
アクリル系トップコート
- 特徴:比較的安価で塗りやすい。光沢があり、色あせしにくい。
- 用途:短期間での防水層の保護や補修に。
- 耐久性:約3~5年程度。耐久性はやや劣るので、頻繁な塗り替えが必要。
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ベランダの剥がれたトップコートはDIYで補修できる?
ベランダのトップコートの剥がれや小さなクラックは、ホームセンターなどで売られている防水トップコート材を使えば自分で補修可能です。
ただし、防水層の下地や範囲が大きく劣化している場合は、専門業者に依頼したほうが安心です。
▼DIY補修の基本的な流れ
- 剥がれた古い塗膜の除去:まずは剥がれた部分や浮いている塗膜をしっかり剥がし、表面のホコリや汚れも掃除します。
- 表面の乾燥:水分が残ると補修材の密着が悪くなるため、乾燥は十分に行いましょう。
- 補修材の塗布:防水トップコート材をローラーや刷毛で均一に塗ります。重ね塗りが必要な場合は、説明書に従って乾燥時間を守ってください。
- 仕上げの確認:補修後はムラや塗り残しがないか確認し、必要に応じて再塗装します。
ベランダの剥がれた防水トップコートを放置するとどうなる?
ベランダの剥がれた防水トップコートを放置すると、以下のような問題が発生しやすくなります
防水性能の低下
- トップコートは防水層を紫外線や雨風、摩耗から守る役割があります。
- 剥がれた部分から紫外線や水が直接防水層に当たり、劣化が進みます。
- 結果として、防水層自体の性能が低下し、漏水のリスクが高まります。
ひび割れや剥離の拡大
- トップコートが剥がれたままだと、防水層が乾燥や熱変化で硬化し、ひび割れが拡大。
- 水分が入り込み、防水層の剥離や下地の腐食を引き起こす恐れがあります。
建物の劣化や構造への影響
- 水漏れが続くと、ベランダの床下や躯体に湿気が回り、鉄筋の錆びやコンクリートの劣化を招きます。
- 最悪の場合、建物の耐久性に大きな影響が出て補修費用が高額化します。
見た目の悪化
- トップコートの剥がれは美観を損ない、外観が汚く見えます。
- 資産価値の低下にもつながる可能性があります。
ベランダの防水トップコートの塗り替え目安
防水トップコートの一般的な塗り替え周期は、約5年〜7年に一度が目安とされています。
ただし、紫外線が強い地域や海沿いなど塩害がある場所では、劣化が早まるため3〜5年程度での塗り替えが望ましいです。
日当たりの悪い場所や、歩行が少ないベランダはもう少し長持ちする場合もあります。
なお、表面にひび割れ、剥がれ、色あせが見られたら早めの点検・塗り替えを検討してください。
トップコートは防水層を紫外線や摩耗から守る役割があるため、放置すると防水性能が落ちてしまいます。
まとめ:ベランダの防水トップコートが剥がれたら早く塗り替えましょう
今回は、ベランダのトップコートが剥がれる原因や塗り替え工事のやり方をご紹介しました。
ベランダのトップコートをきれいに長く保つためには、トップコートの状態確認や会社選びが重要です。
ベランダのトップコートの剥がれが気になる方は、ぜひ当社までご相談ください。
ベランダ防水の状態や種類にあった補修方法をご提案いたします。
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