屋根塗装は意味がないと言われる理由と放置することのリスクを解説

屋根塗装は意味がないと言われる理由と放置することのリスクを解説

「屋根塗装は意味がない」と人から言われたり、Web上で記事や口コミを見たりしたことがある方もいるのではないでしょうか。

しかし、本当に屋根塗装は意味がないのかどうか疑問を抱いてしまうこともあるでしょう。

本記事では、屋根塗装が意味ないといわれる理由を詳しく解説します。

あわせて屋根塗装が必要となる劣化症状と、放置したときに起こりうるリスクを紹介しているため、屋根のメンテナンスを検討している方は参考にしてください。

屋根塗装が意味ないといわれる理由

屋根塗装が意味ないといわれる主な理由は次のとおりです。

・築年数が浅い
・屋根材によっては塗装が必要ない
・屋根の劣化が大きく塗装以外のメンテナンスが必要
・屋根塗装が原因のトラブルに遭ったことがある

それぞれの理由について、詳しく解説します。

築年数が浅い

築年数が浅い住宅や、屋根の葺き替え・カバー工法をしてから数年以内の場合は、屋根材の塗装がまだ十分に機能している状態です。

塗装しても、耐久性や防水性の向上といった効果は得られにくいといえます。

ただし屋根材や住んでいる環境によっては劣化が見られ、屋根塗装が必要な場合もあります。

屋根材によっては塗装が必要ない

粘土瓦やアスファルトシングルなど、材料の性質上塗装が不要な屋根材があります。

耐久性が高くほとんど劣化しないため、塗装によるメンテナンスは不要です。

ご自宅の屋根材に適したメンテナンス方法を把握するために、一度業者に相談すると安心です。

屋根の劣化が大きく塗装以外のメンテナンスが必要

屋根の劣化が進みすぎている場合、塗装だけでは十分な補修効果が得られにくい可能性があります。

屋根材や防水シート、野地板まで傷んでいる場合は、塗装しても根本的な解決になりません。

塗装ではなく、葺き替えやカバー工法といったほかのメンテナンス方法を検討する必要があります。

劣化に応じて適切な補修方法を選びましょう。

屋根塗装が原因のトラブルに遭ったことがある

手抜き工事や知識不足の業者による施工不良が原因で、雨漏りなどのトラブルが発生したことのある方は、屋根塗装は意味がないと感じるかもしれません。

施工直後は見分けがつかなくても数年後に早期の剥がれや不具合が見られ、かえって修理費用が増す場合があります。

悪質業者や経験の浅い職人による施工はトラブルの原因になります。

業者を選ぶときは安心して任せられるかどうか見極め、慎重に判断することが重要です。

屋根塗装を検討すべき劣化

屋根塗装が必要となる劣化について解説します。

・色あせや変色
・藻、コケ、カビの発生
・塗膜のはがれ、膨れ
・機能性の低下

劣化を見過ごすと、住宅全体に影響を及ぼす可能性があるため参考にしてください。

色あせや変色

屋根の色あせや変色は、塗膜の劣化が進行しているサインです。

紫外線や雨風による影響で、塗膜の防水性が失われている可能性があります。

さらに見た目が悪くなるほか、防水機能の低下にもつながります。

屋根の色が全体的に薄くなってきた、色ムラが目立つようになった場合は、早めに塗装を検討するのがおすすめです。

藻・コケ・カビの発生

屋根に藻やコケ、カビが生えている場合、防水性能が弱まっている可能性があります。

塗膜の劣化で水分が浸入しやすくなると、藻やカビが繁殖してしまいます。

屋根に緑色や黒ずみが見られる場合は屋根材の腐食につながるおそれがあるため、放置せずに塗装を検討してください。

防水性を高めるためにも、塗装によるメンテナンスが必要です。

塗膜のはがれ・膨れ

塗膜がはがれたり、膨れてきたりした場合は早急に対処する必要があります。

塗膜がはがれると屋根材がむき出しになり、劣化が急速に進みます。

膨れも、屋根材の内部に湿気がたまっている場合に発生することがある不具合です。

早めに塗装して屋根材の劣化進行を防ぐことが大切です。

機能性の低下

塗料が劣化すると、防水や遮熱、断熱性能が低下します。

防水性能や遮熱性能、断熱性能をもった塗料があるため、機能性の低下を感じた場合は再塗装を検討するタイミングです。

ただし、すでに雨漏りが発生している場合は屋根の葺き替えやカバー工法が必要になる場合があります。

屋根の状態を把握するためにも、気になることがあれば一度業者に相談してください。

屋根塗装をしないと起こりうるリスク

屋根塗装をしないと次のようなリスクがあります。

・劣化が進み工事費用が高額になる
・防水効果が損なわれ住宅の寿命が縮む

それぞれのリスクについて、詳しく解説します。

劣化が進み工事費用が高額になる

屋根塗装をしないと、後に大きな出費や住宅の寿命短縮につながる可能性があります。

塗膜の劣化は防水機能が弱まり、雨水が浸入しやすくなる原因のひとつです。

結果、屋根材の腐食や雨漏りを引き起こしてしまいます。

劣化が大きくなればなるほど、屋根塗装では対応しきれなくなり大規模修繕が必要になります。

工事費用を最小限に抑えるためには、傷みが軽微なうちにメンテナンスを行いましょう。

防水効果が損なわれ住宅の寿命が縮む

屋根の防水効果が失われると、住宅そのものの寿命を縮めてしまいます。

雨水が浸入しやすくなれば躯体の木材が腐食し、住宅の耐久性が低下します。

腐食した木材にシロアリが発生すれば、深刻な被害につながる可能性もあり危険です。

屋根塗装は住宅全体の寿命を延ばすためにも重要なメンテナンスといえます。

屋根塗装の費用相場

屋根塗装の費用相場は次のとおりです。

・屋根塗装:60〜80万円
・外壁塗装+屋根塗装:110〜160万円
※約30坪の住宅

上記以外にシーリング費用や付帯塗装、消費税や諸経費が必要です。

費用相場は塗装環境や使用する塗料によっても異なるため、あくまで目安として参考にしてください。

屋根塗装以外の工事と費用相場

もし、屋根塗装では対応できないほど劣化していた場合は、屋根の葺き替えやカバー工法を検討する必要があります。

葺き替えは既存の屋根を撤去し、新しい屋根材を張る方法で、費用相場は約60〜200万円です。

一方、カバー工法は既存の屋根の上から屋根材を重ねる方法で、費用相場は80〜120万円と葺き替えよりも少し安くなる傾向にあります。

屋根材別の費用相場は以下のとおりです。

【葺き替え工事費用】
・スレートからガルバリウム:80〜200万円
・瓦からスレート:70〜200万円  
・瓦からガルバリウム:80〜220万円
・瓦からアスファルトシングル:70〜230万円
・トタン屋根からガルバリウム:90〜160万円

【屋根カバー工法の単価】
・スレート:平米単価4,000~8,000円
・ガルバリウム鋼板:平米単価6,000~10,000円
・アスファルトシングル:平米単価5,000~9,000円

業者と相談しながら、住宅に適した屋根材で工事することが大切です。

屋根塗装が意味ないか判断できない場合は点検してもらうのがおすすめ

築年数が浅く劣化が小さい場合や、そもそも必要ない屋根材の場合は屋根塗装をしても意味がないといえます。

しかし、塗装が必要な屋根材であれば、適切な時期にメンテナンスを行う必要があります。

塗装をせず放置すると、屋根の塗膜が劣化し雨水が浸入しやすくなり、屋根材の腐食や雨漏りにつながります。

屋根塗装だけでは補修できないほど劣化が進むと、葺き替えやカバー工法といった大規模な工事になる可能性もあります。

屋根塗装が必要かどうかわからない場合は業者へ一度相談しましょう。

監修者プロフィール
間中明世

マナカリフォーム株式会社
代表取締役 間中明世

保有資格:

足場作業主任者・石綿作業主任者・石綿含有建材調査者・アステックペイント技術研修会 修了

業界歴・経歴:

塗装工事に従事し13年以上。1,000棟以上の塗装工事に携わり独立後は千葉市/四街道市で674棟以上の塗装工事を実施

出身地:

千葉県千葉市稲毛区

私は8年間、下請けの現場作業員として勤務していました。
仕事自体は好きでしたが、元請けの仕事のやり方で何度か嫌な思いをした経験があります。例えば本来正面の1面だけでよい足場を、4面にかけて不要な費用を発生させるなどです。その他にもお客様への向き合い方で大小さまざま、疑問に感じることがありました。ただ元請け先との関係から何も言い出せない、そんな現状に悩み続ける毎日を過ごしておりました。
「もっと誠実にお客様と向き合いたい」「工事で失敗する方を減らしたい」
という想いが日に日に強くなり、マナカリフォーム株式会社を立ち上げるに至りました。
創業時の想いと「常に誠実・正直」を信念に、お客様を裏切らない仕事をお約束します。

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