外壁に発生する5種類のひび割れを解説!緊急に補修が必要なのは?

「外壁にひび割れがあったけど、これは大丈夫?」
「ひび割れを発見したら外壁塗装をした方がいいのかな?」

このように悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

外壁に発生するひび割れは劣化症状の1つです。

放置すると思わぬ被害につながる可能性もあるため、適切な処置が必要です。

本記事では外壁に発生するひび割れについて詳しく解説しています。

ひび割れの発生原因や補修方法も紹介しています。

外壁に気になるひび割れを発見した方はぜひご一読ください。

外壁に発生する5種類のひび割れ

外壁のひび割れは、大きさや発生場所により下記の種類に分かれます。

・乾燥クラック
・ヘアークラック
・縁切れクラック
・構造クラック
・開口クラック

上記5種類のひび割れについて詳しく説明します。

乾燥クラック

モルタルやコンクリートの外壁に多く発生するのが乾燥クラックです。

モルタルの外壁は塗装後に水分が蒸発します。

水分が蒸発することで塗装が収縮し、ひび割れにつながります。

乾燥クラックはモルタルの性質上発生するひび割れです。

外壁の劣化には繋がらないので、基本的に対処不要です。

ヘアークラック

ひび割れの幅が3ミリメートル以下、深さが4ミリメートル以下のひび割れがヘアークラックです。

髪の毛ほどの大きさという意味で、ヘアークラックと呼ばれています。

ヘアークラックは主に経年劣化によって発生します。

ヘアークラックは塗装面のみにひび割れが発生している場合が多いため、基本的に経過観察を続けるだけで問題ありません。

ただし、塗装してから短い期間でヘアークラックが発生した場合は施工不良が疑われます。

気になる方は施工業者に問い合わせてみましょう。

縁切れクラック

塗装のつなぎ目に発生するひび割れが縁切れクラックです。

主にモルタルの外壁に発生するひび割れです。

外壁にモルタルを一気に塗らずに、分割して塗装した場合につなぎ目が発生します。

このつなぎ目が縁切れクラックの発生原因になります。

縁切れクラックは拡大する可能性が高いひび割れです。

ひび割れ部分は雨水が侵入するため、外壁にダメージを与えます。

縁切れクラックを発見したら早めの対応をしましょう。

構造クラック

幅0.3ミリメートル以上、深さ5ミリメートル以上のひび割れは構造クラックの可能性が高いです。

構造クラックは建物の歪みから発生するひび割れです。

建物は経年劣化や振動などにより、徐々に歪んでいきます。

その歪みに外壁が耐えられず、ひび割れが発生します。

構造クラックは建物の強度に影響するクラックです。

ひび割れ部分から雨水が侵入し、外壁の劣化原因にもなります。

構造クラックを発見したら、早急な対応が必要です。

開口クラック

窓やサッシなどの近くに発生するひび割れが開口クラックです。

開口部付近の外壁は他の場所に比べて強度が弱いです。

窓やサッシは頻繁に開閉するため、ひび割れも大きくなる傾向があります。

これらの原因により、開口部付近はひび割れの発生が多いです。

窓やサッシは雨水の通り道にもなるため、ひび割れ部分から大量に水分が侵入してしまい外壁が劣化しやすくなります。

開口クラックを発見したら、構造クラックと同様に早めの対応が必要です。

外壁にひび割れが発生する原因

外壁のひび割れの発生原因をご紹介します。

・経年劣化
・施工不良
・地震、振動

1つずつ説明します。

経年劣化

外壁のひび割れは経年劣化により発生します。

塗料には耐用年数があり、塗装の寿命が近づくとひび割れが発生しやすくなります。

ヘアークラックは経年劣化による発生がほとんどです。

経年劣化によるひび割れの発生を防ぐためには、塗装が寿命を迎える前に外壁塗装を行うことが重要です。

施工不良

ひび割れは外壁塗装の施工不良によっても発生します。

施工不良の原因例としては下記が挙げられます。

・下地処理が適切ではなかった
・重ね塗り時の乾燥時間が短かった
・下塗りと上塗りの塗料の相性がよくなかった

施工不良によるひび割れは、優良な業者を選ぶことにより回避できます。

契約前の業者選びをしっかり行いましょう。

地震・振動

ひび割れの発生原因の1つに、地震や車による振動があります。

地震で振動が発生すると建物が揺れるため、外壁も一緒に動きひび割れが発生します。

車がよく通る道路沿いの家は振動による影響を受けやすいです。

大きなひび割れを発見したら、すぐに業者へ相談しましょう。

外壁のひび割れを補修する方法

外壁のひび割れを発見したら補修を検討しましょう。

構造クラックなどの大きなひび割れは、建物の寿命を短くする危険性があります。

外壁の補修にはいくつかの方法があります。

・外壁塗装による補修
・コーキングによる補修
・スプレーによる補修

上記の補修方法について説明します。

外壁塗装による補修

ひび割れは外壁塗装による全体的な補修がおすすめです。

経年劣化によるひび割れは、塗料が耐用年数に近づいていることを示しているからです。

外壁塗装をすることにより劣化の進行を抑えることができます。

軽微なひび割れでも、DIYによる補修はおすすめできません。

DIYで補修すれば費用は安く済みますが、うまく仕上がるかは施工した人の技術力に大きく左右されるからです。

塗装に慣れていないと色ムラが発生してしまい、見た目も機能面でもよくありません。

専門の塗装業者に依頼するのがおすすめです。

コーキングによる補修

ひび割れはコーキング剤による部分的な補修も可能です。

コーキングは外壁の継ぎ目に使用するもので、雨水の侵入を防ぐ役割があります。

コーキング剤をひび割れに使用することでも防水効果を発揮します。

ただしコーキング剤は扱いが難しくDIYでの使用はおすすめできません。

コーキングによる部分的な補修を考えている方は専門の業者に依頼しましょう。

スプレーによる補修

スプレーによる補修も不可能ではありませんが、おすすめはできません。

ひび割れ部分を清掃した後に水をかけ、市販のセメントスプレーを吹きかけることにより補修ができます。

ただしスプレーによる補修は小さなひび割れのみ対処可能なもので、大きめのひび割れ補修には不適切です。

スプレーは一時的には補修できますが、再発しやすいという特徴もあります。

確実に補修したい方は専門業者に依頼しましょう。

外壁のひび割れについてよくある質問

外壁に発生するひび割れに関するよくある質問を紹介します。

・外壁のひび割れは何年くらいで発生するの?
・ひび割れを放っておくと外壁はどうなるの?

上記2点の疑問について説明します。

外壁のひび割れは何年くらいで発生するの?

外壁塗装のひび割れは種類により発生するまでの期間が異なります。

ヘアークラックは経年劣化により発生するケースが多いです。

外壁の耐用年数は塗料により異なります。

たとえばシリコン塗料の耐用年数は7〜15年です。

耐用年数に近づいた段階でひび割れは、経年劣化によるものと考えるのが一般的です。

一方、塗装後早い段階のひび割れは施工不良の可能性もあります。

構造クラックや開口クラックは、耐用年数に関係なく発生します。

不安があるなら、業者に相談してひび割れを見てもらいましょう。

ひび割れを放っておくと外壁はどうなるの?

ひび割れには経過観察を続けるだけで問題ないものや、すぐに対応が必要なものがあります。

構造クラックや開口クラックを放置すると、ひび割れ部分から雨水が侵入して外壁材に直接当たることで、外壁の劣化を早めます。

外壁の劣化を進行させないためには、ひび割れの早期発見と適切な対応が必要です。

ひび割れの種類を知って正しい対応を行おう

足場の風景

外壁に発生するひび割れにはさまざまな種類があります。

ひび割れの原因は経年劣化だけでなく、施工不良や地震でも発生します。

適切な対応をすることで外壁の劣化を防ぐことが可能です。

外壁の美観を保つためにも、ひび割れを発見したら業者に相談するなど、正しい処置を行いましょう。

▼関連記事

外壁の劣化症状を見逃すな!塗装を検討すべき5つのサインを紹介

お気軽にご相談
お問い合わせください!

外壁 外壁
屋根 屋根
防水 防水

専門スタッフが、親身にお話を伺います!

どんなご質問にも
丁寧にご説明します!

豊富な仕入れ量で
コストカットできます!

ご相談・お見積もりは
無料です!

お電話でのお問い合わせ お見積もり・ご相談無料!24時間受付中!
×