50坪の住宅を外壁塗装する際の費用相場や内訳は?塗料別の価格も紹介

50坪の住宅を外壁塗装する際の費用相場や内訳は?塗料別の価格も紹介

50坪という広々とした住宅の美観と資産価値を保つためには、外壁塗装は欠かせません。

外壁塗装では、選ぶ塗料の種類や劣化状況によって費用が大きく変動します。

納得感のある施工を実現するためにも、住宅の規模に合った相場の理解が大切です。

本記事では、50坪ある住宅を外壁塗装する際の費用相場や内訳を詳しく解説します。

さらに、工事費用を安く抑えるポイントや業者の選び方、塗り替え時期のタイミングも紹介しているため参考にしてください。

50坪の住宅を外壁塗装する際の費用相場

50坪の住宅を外壁塗装する際の費用相場は100〜190万円です。

正確な工事費用は、業者による現地調査を経てから書面の見積書で確定します。

外壁塗装の費用は、使用する塗料のグレードや外壁の劣化状況によって変動します。

もし業者が口約束だけで詳細な見積書を提示しない場合には注意が必要です。

あとから「言った・言わない」といった金銭トラブルを避けるためにも、内訳が明記された書面を必ず受け取りましょう。

理由をつけて見積書を発行しないような業者との契約は、おすすめできません。

50坪の住宅の外壁塗装にかかる費用の主な内訳

外壁塗装にかかる費用相場を、主な工程ごとに解説します。

外壁塗装の工程は下記のとおりです。

・足場の設置
・養生
・高圧洗浄
・シーリング

上記の工程にかかる費用のほか、付帯塗装費用や消費税、諸経費が別途必要です。

足場の設置

足場の設置は、職人の安全を守るのはもちろん、塗装の品質を高めるためにも不可欠な工程です。

足場の設置費用相場は1平方メートルあたり800円〜1,200円です。

足場は必要であり、無料になることはありません。

足場代が無料と謳っている場合、足場代を他の工程に上乗せしている可能性が高いです。

悪質業者の可能性があるため、契約しないようにしてください。

養生

塗装工事における養生は、マスキングを意味します。

窓やサッシ・植栽などを専用シートで覆い、塗料の付着を防ぎます。

養生代の相場は1平方メートルあたり100〜500円です。

養生は、塗装の美しさを左右する重要な作業であり省略できません。

高圧洗浄

専用の機械で強力な水流を噴射し、外壁にこびりついたカビや汚れ、劣化した古い塗膜を洗い流します。

高圧洗浄の相場は1平方メートルあたり100〜350円です。

新しい塗料の密着度を高めるための重要な工程です。

シーリング

外壁の継ぎ目を埋めるゴム状の防水材がシーリングです。

劣化すると雨漏りに直結するため、塗装と同時に補修する必要があります。

既存のシーリングを撤去して新しく充填する「打ち替え」と、補充する形で充填する「打ち増し」の2種類があります。

打ち替えは1平方メートルあたり700~1,500円、打ち増しは1平方メートルあたり500~1,000円が相場です。

【塗料別】外壁塗装の費用相場

外壁塗装で使用する塗料別の費用相場を紹介します。

・ウレタン塗料
・シリコン塗料
・フッ素塗料
・無機塗料

選ぶ塗料によって費用や耐用年数が異なるため、参考にしてください。

ウレタン塗料

ウレタン塗料の平米単価は1,400〜2,500円、耐用年数は6〜10年です。

塗膜がやわらかく伸縮性があるため、木部や鉄部などへの追従性が高い塗料です。

現在では雨樋などの付帯部塗装にも用いられています。

外壁全体にも使えますが、耐用年数が短いため長期的な視点でのコストパフォーマンスは低めです。

数年以内に住み替える予定があるなど、短期的な視点で費用を優先したい方に向いています。

シリコン塗料

シリコン塗料の費用相場は平米単価2,300〜3,500円、耐用年数は7〜15年です。

価格・耐久性・防汚性のバランスに優れ、現在多くの戸建て住宅の塗り替えで選ばれています。

ほとんどの塗装業者が扱いに慣れていることから、施工ミスが起こりにくいメリットがあります。

美しい外観を長期間維持できるため、コストを抑えつつ満足度の高い仕上がりを求める方におすすめです。

フッ素塗料

フッ素塗料の費用相場は平米単価3,500〜4,800円、耐用年数は12〜20年です。

優れた耐候性をもち、もともとは大型の橋や高層ビルなど厳しい環境下で採用されてきた高耐久の塗料です。

雨水で汚れを洗い流せる機能をもつ製品が多く、長期にわたり外壁の美観を保てます。

費用は高めですが、耐用年数が長いため塗り替え頻度を減らせるメリットがあります。

塗装の手間や回数を減らし、資産価値を長く維持したいと考える方におすすめです。

無機塗料

無機塗料の費用相場は平米単価3,500〜5,500円、耐用年数は18〜20年です。

紫外線で劣化しないガラスや石などの無機物を主成分とし、フッ素を超える超耐久性を実現したグレードの高い塗料です。

塗膜が非常に硬く、親水性に優れるため汚れが付着しにくい特長があります。

カビやコケの発生を抑制できる点もメリットです。

耐用年数が長いため、塗り替え頻度を最小限に抑えられます。

ただし、塗膜が硬くひび割れしやすい外壁材には不向きな場合があります。

外壁塗装の費用が変動する要因

外壁塗装の費用が変動する要因は、主に下記の3つです。

・住宅の階数や形状
・塗料のグレード
・住宅の築年数や劣化状況

それぞれ詳しく解説します。

住宅の階数や形状

同じ50坪でも、住宅の階数や形状によって塗装費用は変動します。

足場代は2階建てより3階建ての方が高額になり、凹凸の多いデザインの家は塗装面積が広くなるため費用が上がる傾向にあります。

正確な費用は実際の住宅から計測し、見積もりを出してもらいましょう。

塗料のグレード

塗料はグレードによって単価が異なるため、総額に直接影響します。

一般的なシリコン塗料より高耐久な無機塗料のほうが高額です。

ただし、安い塗料は耐用年数が短く塗装頻度が増えるため、結果的にメンテナンスにかかる費用がかさむ可能性があります。

塗料を選ぶときは長期的な視点で選ぶのがおすすめです。

住宅の築年数や劣化状況

築年数が長く外壁の劣化が激しいほど、補修費用がかかるため総額は高くなります。

塗装を長持ちさせるには、ひび割れや古い塗膜の剥がれを補修する下地処理が不可欠です。

塗装費用を抑えるためには、劣化を放置せず適切な時期にメンテナンスすることが大切です。

50坪の住宅を外壁塗装する際に工事費用を安く抑えるコツ

50坪の住宅を外壁塗装する際に、工事費用を安く抑えるポイントは下記のとおりです。

・補助金、助成金の利用を検討する
・閑散期に塗装を行う
・地域に密着した業者を選ぶ
・(参考)屋根塗装を同時に行う

50坪という広い住宅の外壁塗装費用は決して安くありません。

少しでも費用を抑えたいと考えている方は、参考にしてください。

補助金・助成金の利用を検討する

補助金・助成金制度を活用することで、外壁塗装の費用負担を軽減できる可能性があります。

自治体が、省エネや地域の景観保護などを目的としてリフォーム費用の一部を支援してくれる制度を設けていることがあります。

工事契約前に自治体のホームページなどで利用可能な制度を調べることをおすすめします。

細かい条件があることが多いため、詳細は自治体の窓口に問い合わせましょう。

閑散期に塗装を行う

外壁塗装の閑散期を狙うと費用を抑えられる場合があります。

天候が不安定な梅雨時や気温が低い冬は塗装業者にとって閑散期です。

工事の依頼が減る傾向にあるため、業者によってはお得に塗装できるキャンペーンを設けている場合があります。

ただし、天候次第で工期が延びるリスクがあるため、スケジュールに余裕がある方におすすめします。

地域に密着した業者を選ぶ

地域に密着して営業している業者を選ぶと、費用が抑えられる可能性があります。

全国展開しているような大手は広告宣伝費に多くの費用をかけている一方、地元の業者は地域の評判や口コミで集客する場合がほとんどです。

現場までの移動距離も短いため、交通費やガソリン代といった諸経費も最小限に抑えられます。

費用を抑えたい場合は地元密着型の業者を選ぶのがおすすめです。

参考:屋根塗装を同時に行う

外壁塗装と屋根塗装を同時に行うことで、1回分の足場代を節約できます。

屋根と外壁は同じように紫外線や雨風に晒されるため、メンテナンス時期が近いことが多いです。

別々に工事するとその都度足場代が発生することから、長期的にみると同時に施工したほうが費用を抑えられます。

ただし、1回の施工費用は別々に行うより高くなるため、業者と十分に相談して決定してください。

外壁塗装を検討するタイミング

新築から10年が経過していたら、外壁塗装するタイミングです。

目に見える劣化がなくても、塗膜の性能が落ちている危険性があるため業者による点検を受ける必要があります。

また、外壁の色褪せやツヤの消失は防水機能が低下し始めているサインのため、塗装を検討しましょう。

シーリングのひび割れや塗膜の剥がれが見られた場合も塗装のタイミングです。

外壁の劣化の放置は、住宅の寿命を縮める原因となります。

劣化に気づいたら早めに業者へ点検を依頼しましょう。

失敗しない外壁塗装業者選びのポイント

外壁塗装業者を選ぶ際には、施工実績を確認しましょう。

多くの実績があれば、さまざまな住宅の塗装を経験してきたことがわかるため、安心して工事を依頼できます。

また、見積書がわかりやすいかのチェックも重要です。

「一式」を多用しておらず、塗料名や塗装面積、単価や工程が詳細に記載されているかを確認してください。

曖昧な内容の見積書では価格がわかりにくく、追加料金が発生するリスクがあります。

費用だけで決めるのではなく、担当者との相性も含め総合的に判断しましょう。

50坪の住宅を外壁塗装する際の相場を把握し適切なタイミングで工事しよう

50坪住宅の外壁塗装の費用相場は100〜190万円です。

費用も工期もかかる大規模な工事だからこそ、計画的な準備が大切です。

費用相場を把握し、信頼できる業者に依頼することで後悔のない外壁塗装が実現できます。

補助金・助成金の活用や閑散期の依頼もぜひ検討してください。

大切な住まいを美しく長持ちさせるためにも、安心感のある業者に依頼しましょう。

監修者プロフィール
間中明世

マナカリフォーム株式会社
代表取締役 間中明世

保有資格:

足場作業主任者・石綿作業主任者・石綿含有建材調査者・アステックペイント技術研修会 修了

業界歴・経歴:

塗装工事に従事し13年以上。1,000棟以上の塗装工事に携わり独立後は千葉市/四街道市で674棟以上の塗装工事を実施

出身地:

千葉県千葉市稲毛区

私は8年間、下請けの現場作業員として勤務していました。
仕事自体は好きでしたが、元請けの仕事のやり方で何度か嫌な思いをした経験があります。例えば本来正面の1面だけでよい足場を、4面にかけて不要な費用を発生させるなどです。その他にもお客様への向き合い方で大小さまざま、疑問に感じることがありました。ただ元請け先との関係から何も言い出せない、そんな現状に悩み続ける毎日を過ごしておりました。
「もっと誠実にお客様と向き合いたい」「工事で失敗する方を減らしたい」
という想いが日に日に強くなり、マナカリフォーム株式会社を立ち上げるに至りました。
創業時の想いと「常に誠実・正直」を信念に、お客様を裏切らない仕事をお約束します。

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