60坪の住宅を外壁塗装する際の相場は?内訳や塗料別の費用まで解説

60坪の住宅を外壁塗装する際の相場は?内訳や塗料別の費用まで解説

60坪の住宅の外壁塗装を検討するときに気になるのが、費用相場ではないでしょうか。

外壁塗装は美観を維持するほか、防水機能を高め住宅を長持ちさせるために重要な工事です。

外壁塗装費用は、使用する塗料や外壁の劣化状況によって大きく変動します。

広い住宅だからこそ、費用相場を把握し工事内容に納得したうえで外壁塗装を行うことが大切です。

本記事では、60坪の住宅を外壁塗装するときの費用相場と主な内訳を詳しく紹介します。

工事費用を抑えるポイントや、近年増加している悪質業者の特徴も解説するためぜひ参考にしてください。

60坪の住宅を外壁塗装する際の費用相場

60坪の住宅の外壁塗装にかかる費用相場は、110〜200万円です。

外壁塗装にかかる費用は選ぶ塗料の種類やグレード、外壁の傷み具合によって大きく異なります。

実際の費用を正確に知るためには、専門業者に依頼して見積もりを出してもらう必要があります。

見積書を受け取るときは、必ず書面で発行してもらうことが大切です。

口頭の説明だけで金額を提示する業者には注意が必要で、後々トラブルにつながりやすくなります。

書面で見積書を提示してくれる業者を選ぶことが、安心して契約するために重要です。

60坪の住宅を外壁塗装する際にかかる費用の主な内訳相場

60坪の住宅を外壁塗装する際には、塗料代のほかにも次のような費用が発生します。

・足場の設置
・養生
・高圧洗浄
・シーリング

それぞれ詳しく解説します。

足場の設置

足場の設置費用の相場は、1平方メートルあたり800円〜1,200円です。

作業員が安全かつ高品質な塗装作業をするために、足場は欠かせません。

外壁塗装を行ううえで必須の費用です。

養生

養生費用は1平方メートルあたり200〜300円が相場です。

塗料が、窓やドア・植木など塗装しない部分に飛散しないように、ビニールシートなどで保護する工程です。

養生を丁寧に行うかどうかが、仕上がりの美しさを大きく左右します。

高圧洗浄

高圧洗浄の費用相場は1平方メートルあたり100〜300円です。

新しい塗料を外壁に密着させるには、事前に長年の汚れや古い塗膜やカビなどを洗い流す必要があります。

下地処理を怠ると、新しい塗料が数年で剥がれてしまいかねません。

高圧洗浄は、塗装の耐久性を高めるために重要な工程です。

シーリング

シーリングとは、外壁材の継ぎ目や窓周りを埋める充填剤です。

シーリング費用は修理方法によって費用が異なります。

既存のシーリングをすべて撤去して新しく充填する方法が「打ち替え」、上から重ねる方法が「打ち増し」です。

・打ち替え:1平方メートルあたり700〜1,200円
・打ち増し:1平方メートルあたり500~1,000円

シーリングは、住宅の防水性を維持し雨漏りを予防するために不可欠な補修作業です。

外壁塗装する際の塗料費用の相場

外壁塗装で使用する主な塗料は、以下のとおりです。

・ウレタン塗料
・シリコン塗料
・フッ素塗料
・無機塗料

塗料によって費用や特徴が異なるため、それぞれ詳しく解説します。

ウレタン塗料

ウレタン塗料は平米単価1,400〜2,500円です。

密着性や弾力性に優れており比較的安価なため、コストを抑えたい場合に選ばれます。

ただし耐用年数は5〜10年と短めで、頻繁に再塗装する必要があります。

シリコン塗料

シリコン塗料は平米単価2,300〜3,500円で、外壁塗装において一般的に使われている塗料です。

価格・耐久性・機能性のバランスが取れていることから、多くの住宅で採用されています。

耐用年数は7〜15年で、紫外線や雨風から外壁を守る性能に優れています。

カラーバリエーションも豊富なため、コストを抑えながらデザイン性を重視したい方にも人気です。

フッ素塗料

フッ素塗料は平米単価3,500~4,800円です。

耐久性が非常に高く、外壁の美観を長く保てるのが特徴です。

耐用年数は12〜20年で、汚れに強くメンテナンスの頻度を抑えられるメリットがあります。

費用は高めですが塗り替え回数を減らせるため、外壁塗装にかかるトータルコストを下げたい方に向いています。

無機塗料

無機塗料は平米単価3,500〜5,500円と、本記事で紹介した塗料の中でもっとも高額です。

無機物を主成分としているため紫外線に強く、劣化しにくい塗料です。

塗膜が硬くカビや藻が発生しにくいため、防汚性にも優れています。

耐用年数は18〜20年と非常に長く、住宅の価値を長期間に渡り維持したい場合におすすめです。

60坪の住宅を外壁塗装する際に費用が高くなるケース

60坪の住宅を外壁塗装する際に費用が高くなるケースは、以下のとおりです。

・外壁の劣化が激しい
・住宅の階数が多い
・住宅の形状が複雑である
・グレードの高い塗料を使用する

それぞれ詳しく解説します。

外壁の劣化が激しい

外壁の劣化が激しい場合、塗装費用は相場より高くなりやすいです。

深いひび割れの補修や剥がれた塗膜の除去など、塗装前の下地処理に手間と時間がかかることが原因として挙げられます。

外壁塗装の費用を抑えるためには、劣化を放置せず定期的なメンテナンスを行うことが大切です。

住宅の階数が多い

住宅の階数が多いと塗装費用が高額になります。

階数が高いほど塗装面積が増えるだけでなく、足場の設置や解体費用がかさむからです。

高所作業は危険度が増すため、安全対策費用がかかる場合もあります。

住宅の形状が複雑である

同じ60坪の住宅でも、複雑な形状をしていると塗装費用は高くなります。

凹凸が多いデザインの家は実際の塗装面積が広くなり、窓の数が多い家は養生の手間が増えます。

住宅の坪数だけでなく、実際の塗装面積で見積もりを確認する必要があります。

グレードの高い塗料を使用する

耐用年数が長い塗料や、遮熱や断熱などの高性能な塗料を使用すると費用が上がります。

ただし、耐用年数が長ければ塗装頻度は減るため、結果的に外壁のメンテナンスにかかる費用を減らせる可能性があります。

自分の住宅に本当に必要な機能は何かを精査して塗料を選ぶと、後悔しにくいです。

60坪の住宅の外壁塗装費用を抑えるコツ

60坪の住宅の外壁塗装費用を抑えるコツは下記のとおりです。

・補助金、助成金を活用する
・閑散期に外壁塗装を依頼する
・定期的に外壁のメンテナンスを行う
・参考:屋根塗装を同時に行う

それぞれ詳しく解説します。

補助金・助成金を活用する

省エネ性能の向上や景観保護、耐震等を目的としたリフォームに対し、自治体が費用の一部を補助する制度を設けていることがあります。

まずはお住まいの自治体で活用できる補助金・助成金があるか確認してください。

ほとんどの場合年度ごとに申請期限が決められているので、補助金や助成金を利用する場合には余裕をもって準備しましょう。

閑散期に外壁塗装を依頼する

塗装業者の閑散期である夏や冬に工事を依頼すると、費用が安くなる可能性があります。

春や秋といった気候のよい繁忙期に比べて仕事量が減るため、業者によってはキャンペーン価格を設定している場合があります。

ただし、梅雨どきや冬は天候により作業がストップしたり、塗料が乾きにくく工期が長引いたりする可能性が高いため注意してください。

日程に余裕がある場合には、閑散期を狙って業者に相談するのも一つの手段です。

定期的に外壁のメンテナンスを行う

外壁の小さなひび割れやシーリングなどの劣化を早期に発見し補修することで外壁塗装の費用を抑えられます。

劣化を放置して大規模な下地処理や修理が必要になるのを防げるからです。

外壁の状態を日頃からチェックし、メンテナンスの費用を軽減しましょう。

参考:屋根塗装を同時に行う

外壁塗装の費用が安くなるわけではありませんが、屋根塗装を同時に行うと足場を組むのが一回で済み、別々で依頼する場合と比較して設置費用が抑えられます。

外壁塗装が必要な時期であれば、屋根もメンテナンスが必要な時期を迎えている可能性が高いです。

屋根塗装も業者に相談するのがおすすめです。

60坪の住宅の外壁塗装を検討するタイミング

外壁塗装は10年ごとに行うのが一般的です。

目に見える変化がなくても、塗膜の劣化は進んでいます。

色褪せやチョーキングが見られる場合も劣化のサインです。

シーリングの痩せやひび割れもメンテナンスのタイミングといえます。

悪質な外壁塗装業者へ依頼しないためにチェックしたいポイント

近年、悪質な外壁塗装業者が増加しているため、騙されないためには注意が必要です。

まず、足場代を無料にすると提案する業者には警戒してください。

足場設置は本来無料にならない費用であり、ほかの項目に上乗せされている可能性が高いです。

また、相場よりも極端に安い見積もりを提示する業者も要注意です。

手抜き工事や質の悪い塗料を使用された結果、数年で再塗装が必要になったケースもあります。

外壁塗装費用は決して安いものではありません。

即決を避け冷静な判断を心掛けてください。

60坪の住宅を外壁塗装する際にかかる費用相場を把握し信頼できる業者を見つけよう

60坪住宅の外壁塗装の費用相場は110〜200万円です。

ただし、使用する塗料や外壁の劣化状況によって費用に差が生じます。

安心して外壁塗装を依頼するには、信頼できる業者かどうかを見極めることが大切です。

費用だけで判断せず真摯に対応してくれる業者を選び、満足のいく外壁塗装を行いましょう。

監修者プロフィール
間中明世

マナカリフォーム株式会社
代表取締役 間中明世

保有資格:

足場作業主任者・石綿作業主任者・石綿含有建材調査者・アステックペイント技術研修会 修了

業界歴・経歴:

塗装工事に従事し13年以上。1,000棟以上の塗装工事に携わり独立後は千葉市/四街道市で674棟以上の塗装工事を実施

出身地:

千葉県千葉市稲毛区

私は8年間、下請けの現場作業員として勤務していました。
仕事自体は好きでしたが、元請けの仕事のやり方で何度か嫌な思いをした経験があります。例えば本来正面の1面だけでよい足場を、4面にかけて不要な費用を発生させるなどです。その他にもお客様への向き合い方で大小さまざま、疑問に感じることがありました。ただ元請け先との関係から何も言い出せない、そんな現状に悩み続ける毎日を過ごしておりました。
「もっと誠実にお客様と向き合いたい」「工事で失敗する方を減らしたい」
という想いが日に日に強くなり、マナカリフォーム株式会社を立ち上げるに至りました。
創業時の想いと「常に誠実・正直」を信念に、お客様を裏切らない仕事をお約束します。

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