20坪の住宅における屋根塗装の相場は?主な内訳と塗料別費用を解説
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20坪の住宅の屋根塗装を行う際には、費用相場がわからず不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
屋根の劣化は放置すると雨漏りを引き起こし、住宅の躯体まで傷めてしまう可能性があります。
20坪住宅の屋根塗装の相場は18〜40万円です。
悪質業者による高額請求から身を守るためにも、費用相場と主な内訳の把握が大切です。
本記事では20坪の住宅の屋根塗装の費用の内訳や、使用する塗料別の費用も紹介します。
塗装費用を抑えるコツや信頼できる業者の見つけ方も解説するため、参考にしてください。
目次
20坪の住宅の屋根塗装をする際の費用相場

20坪の住宅の屋根塗装をする際は18〜40万円が相場です。
屋根塗装に必要な費用は、使用する塗料の種類やグレード、屋根の劣化状況によって大きく変動します。
正確な費用を把握するには、専門業者に依頼して見積もりを出してもらいましょう。
20坪の住宅を屋根塗装する際の主な費用の内訳

屋根塗装の費用は、塗料代だけでなく下記のような項目が含まれます。
・足場代:7〜20万円
・養生代:200~300円/平方メートル
・高圧洗浄代:100~300円/平方メートル
・付帯部塗装費、諸経費 など
見積書を見る際は、内訳が詳細に明記されているかを確認してください。
とくに「一式」の記載が多い場合は要注意です。
塗料の数量や塗装面積が記載されていないと、何にどれだけの費用がかかっているのかわからず、追加請求される可能性があります。
内訳に不明点やわかりにくい工程があれば、業者に質問してください。
屋根塗装で主に使用する塗料の費用相場

屋根塗装では、どのような塗料を使用するかによって費用に差が生じます。
予算を踏まえたうえで求める機能や耐用年数などトータルバランスのよい塗料を選ぶと、後悔しない外壁塗装を行えます。
シリコン塗料
シリコン塗料の費用相場は、平米単価2,300〜3,500円です。
現在の屋根塗装でも一般的に使用されています。
価格を抑えながらも耐候性や耐水性・防汚性に優れ、コストと性能のバランスがよい塗料です。
耐用年数は4〜9年と短めのため、定期的なメンテナンスを前提としコストパフォーマンスを重視する場合に適した塗料といえます。
フッ素塗料
フッ素塗料は平米単価3,500~4,800円で、高い耐久性を誇る塗料です。
主成分のフッ素樹脂は、紫外線や雨による劣化に強い特長があります。
汚れが定着しにくく、雨水で汚れが流れ落ちる効果も期待できます。
耐用年数は外壁塗料で使用する際の12〜20年より、2〜6年ほど短いです。
初期費用は高いですが、メンテナンスの手間とトータルコストを削減したい場合におすすめです。
無機塗料
無機塗料は平米単価3,500〜5,500円で、屋根で使用する塗料の中でも耐久性の高い塗料です。
紫外線で劣化しないガラスや石といった無機物を主成分としているため、優れた耐候性を誇ります。
塗膜が非常に硬く傷つきにくいうえ、親水性が高く汚れを雨で洗い流せる点がメリットです。
カビや苔の発生を抑制する特徴もあります。
屋根での耐用年数は、外壁塗料で使用する際の18〜20年より2〜6年ほど短くなります。
初期費用は高いですが、耐久性と長期的な美観維持を求める方に向いている塗料です。
20坪の住宅の屋根塗装をする際に費用相場が高くなる要因

20坪の住宅の屋根塗装をする際、費用相場が高くなる要因は主に次のようなことが考えられます。
・屋根の劣化が進行している
・屋根のデザイン性が高い
・屋根の勾配が激しい
順に解説します。
屋根の劣化が進行している
屋根の劣化が進行している場合、塗装費用は相場より高くなります。
塗装前の下地処理に多くの手間と時間がかかったり、場合によっては追加の補修材料が必要になったりするためです。
場合によっては塗装でメンテナンスできず、屋根カバー工法や葺き替え工事が必要になる可能性があり、費用が高額になるケースがあります。
劣化を放置せず、定期的なメンテナンスが費用を抑えるコツです。
屋根のデザイン性が高い
複雑な形状などデザイン性の高い屋根は、塗装費用が高くなります。
塗装面積が広くなるだけでなく、作業に手間がかかる可能性があるからです。
たとえば、凹凸が多い屋根の場合平らな屋根に比べて作業時間が長くなりがちなため、人件費が割高になることがあります。
屋根の勾配が激しい
屋根の傾斜が急な場合、塗装費用は高額になりがちです。
慎重に作業を行う必要があるため時間がかかるだけでなく、通常の足場に加えて屋根足場の設置が必要になるケースがあります。
20坪の住宅の屋根塗装をする際にかかる費用を相場よりも安くする方法

20坪の住宅の屋根塗装をする際にかかる費用を、相場よりも安くする方法は次のとおりです。
・地元密着型の業者に依頼する
・補助金、助成金制度を活用する
・閑散期に屋根塗装を依頼する
・参考:外壁も同時に塗装する
順に解説するので、参考にしてください。
地元密着型の業者に依頼する
地元に密着して長年営業している業者は、活動場所が限定であることや評判が口コミで広がるため、広告にお金をかけていないところが多いです。
施工場所と営業所が近いと、資材の運搬費や人件費も抑えられます。
抑えた経費を施工費に還元している場合があるため、お得に施工できる可能性が高いです。
補助金・助成金制度を活用する
屋根塗装の費用を抑える方法として、自治体の補助金・助成金制度の活用がおすすめです。
省エネ対策や耐震対策などを目的としたリフォームに対し、費用の一部を補助する制度を設けている自治体があります。
お住まいの市区町村のホームページなどで、補助金・助成金の有無や条件、申請方法を確認しましょう。
閑散期に屋根塗装を依頼する
塗装業者の閑散期である夏や冬は、繁忙期に比べ依頼量が減るため業者によっては値引き交渉に応じてくれることがあります。
ただし、梅雨時期や冬季は天候に左右されやすいので工期が延びやすい点に注意してください。
工事時期にこだわりがなく工期に余裕がある方は、あえて閑散期を狙って依頼するのもひとつの手段です。
参考:外壁も同時に塗装する
屋根塗装の費用そのものを安くできるわけではありませんが、屋根塗装のタイミングで外壁も同時に塗装すると、足場代を1回分節約できるためお得です。
屋根塗装が必要な時期であれば、外壁もメンテナンスが必要なタイミングである可能性が高いです。
業者に相談し、同時塗装を検討するのがおすすめです。
屋根塗装は意味がないのか判断するポイント

瓦屋根は塗装しなくても性能を保てるため塗装は不要ですが、瓦以外の屋根材であれば基本的に塗装は必要です。
屋根材ごとに適切な塗装を定期的に行う必要があります。
また、築浅の場合や、耐用年数の長い塗料を使用した場合には塗装のタイミングではないこともあります。
使用した塗料の耐用年数を調べ、塗装の時期を確認すると安心です。
さらに、屋根材そのものの劣化が進んでいる場合、塗装では補修できないため意味がありません。
カバー工法や葺き替えなど、大規模な修繕が必要な場合があります。
どのようなメンテナンス方法が適しているのか、業者と相談して決定しましょう。
20坪の住宅の屋根塗装をDIYするのはおすすめできない理由

屋根修理の素人がDIYすると、下地処理が不十分で塗料がすぐに剥がれたり屋根を傷つけて雨漏りを引き起こしたりする恐れがあります。
再塗装や修理が必要になれば、DIYにかけた費用が無駄になってしまいます。
また、高所作業によって転落する可能性もゼロではありません。
安全確保と住宅保護の意味から、屋根塗装は必ず専門の業者に依頼してください。
屋根塗装業者の選び方

業者選びでは、屋根塗装の豊富な実績があるかを確認しましょう。
実績が多ければ、さまざまな状態の屋根に対応できる高い技術力と専門知識を有していると判断できます。
また、実際に業者を利用した方の口コミや評判も、業者選びの判断基準になります。
実績が多く適正価格で工事を行っていたとしても、悪い評判ばかりの業者だと安心して屋根塗装を任せられません。
GoogleマップやSNSなどで実際のレビューを確認し、信頼できる業者か見極めてください。
さらに、資格を持つ職人が在籍しているかを確認するのもおすすめです。
資格がなくても高品質な施工を行う業者はありますが、より安心して工事を任せられるかの判断基準としてチェックを推奨します。
20坪の住宅の屋根塗装をする際の費用相場を知り業者へ見積もりを依頼しよう

20坪住宅の屋根塗装を行う際の費用相場は18〜40万円です。
ただし、使用する塗料や屋根の劣化状況などによって費用には差が生じます。
正確な費用を把握するには、信頼できる業者から見積もりを提示してもらいましょう。
屋根塗装の費用は補助金や助成金の活用で抑えられる可能性があるため、積極的な利用がおすすめです。
屋根塗装は美観だけでなく、住宅の防水性や寿命を左右する重要なメンテナンスです。
屋根塗装の実績が豊富にあり、口コミ評判のよい業者を選びましょう。

マナカリフォーム株式会社
代表取締役 間中明世
保有資格:
足場作業主任者・石綿作業主任者・石綿含有建材調査者・アステックペイント技術研修会 修了
業界歴・経歴:
塗装工事に従事し13年以上。1,000棟以上の塗装工事に携わり独立後は千葉市/四街道市で674棟以上の塗装工事を実施
出身地:
千葉県千葉市稲毛区
私は8年間、下請けの現場作業員として勤務していました。
仕事自体は好きでしたが、元請けの仕事のやり方で何度か嫌な思いをした経験があります。例えば本来正面の1面だけでよい足場を、4面にかけて不要な費用を発生させるなどです。その他にもお客様への向き合い方で大小さまざま、疑問に感じることがありました。ただ元請け先との関係から何も言い出せない、そんな現状に悩み続ける毎日を過ごしておりました。
「もっと誠実にお客様と向き合いたい」「工事で失敗する方を減らしたい」
という想いが日に日に強くなり、マナカリフォーム株式会社を立ち上げるに至りました。
創業時の想いと「常に誠実・正直」を信念に、お客様を裏切らない仕事をお約束します。

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