防カビ塗料はカビ対策に有効的!特徴や注意点について解説

防カビ塗料はカビ対策に有効的!特徴や注意点について解説

「防カビ塗料って本当に効果があるの?」
「防カビ塗料の特徴や注意点を知りたい。」

防カビ塗料は、カビの発生を抑制する効果が期待できるため、カビが発生しやすい箇所への塗装に適しています。

防カビ塗料には、室内用や室外用などがあるため、さまざまな箇所への塗装が可能です。

本記事では、防カビ塗料の特徴や使用前に知っておきたい注意点について解説します。

選び方のポイントやおすすめの塗装箇所についても紹介しますので、カビ対策を検討中の方はぜひ参考にしてください。

防カビ塗料とは

防カビ塗料とは、フッ素樹脂塗料やウレタン樹脂塗料などの塗料に、防カビ剤や抗菌材を添加した塗料のことです。

JIS規格では、3~5種のカビ菌に対して有効性があると防カビ剤として認められます。

防カビ塗料には、外壁用や内壁用などさまざまな種類が販売されているため、家のあらゆる箇所で使用が可能です。

防カビ塗料の他にも、塗料に混ぜて防カビ機能を付加する添加剤も販売されています。

防カビ添加剤は、水性塗料用と油性塗料用が販売されているため、購入時は使用する塗料に適した添加剤の選択が必要です。

住宅にカビが発生すると起こる弊害

住宅に発生するカビは住宅や人体に悪影響を及ぼすため、できる限り発生させないことが大切です。

カビを放置することで起こる弊害は、以下の2つが挙げられます。

・お家の美観を損なう
・人体への悪影響が懸念される

カビの抑制に効果がある防カビ塗料を使用して、カビを発生させない家づくりを行いましょう。

お家の美観を損なう

外壁や屋根にカビが発生すると、お家の美観を損ねる原因となります。

築年数が浅い住宅であっても、カビが発生してしまっていると古く汚い印象を与えます。

塗装部分にカビが発生しているということは、塗膜の性能が低下し劣化している証拠です。

外壁などにカビを発見した場合は、塗装業者に相談し、塗り替えなどメンテナンスを検討しましょう。

人体への悪影響が懸念される

カビは、アレルギーの原因物質としても有名です。

カビが発生した室内で生活しているとアレルギーを発症する恐れがあるなど、人体への悪影響が懸念されます。

とくに小さいお子さんやアレルギー体質のご家族がいる場合は、カビを発生・増殖をさせないことが重要です。

防カビ塗料の使用で得られる効果

外壁の塗料を選択する際は、色だけではなく塗料の機能や効果も併せて把握しておくのが適切です。

防カビ塗料を使用することで、以下の2つの効果を得られます。

・カビの発生を抑制できる
・美観を保持できる

防カビ塗料の効果を、1つずつ確認していきましょう。

カビの発生を抑制できる

防カビ塗料は、名前のとおりカビの発生を抑制する効果があります。

カビは住宅だけでなく住んでいる人にも悪影響を及ぼすため、できる限り発生や増殖を防止することが大切です。

防カビ塗料は外壁だけでなく室内でも使用できるため、キッチンや浴室など湿気が多いところへの塗装にも適しています。

部分塗装も可能であるため、日当たりの悪い外壁に塗装するのもおすすめです。

美観を保持できる

防カビ塗料は、住宅の美観を保持するのにも役立ちます。

外壁や屋根などにカビが1度発生してしまうとどんどん増殖していくため、住宅の美観を損ねてしまいます。

防カビ塗料で塗装するとカビや藻が発生しにくい状態となるため、美観の保持が容易です。

これまでカビに悩んでいた方やきれいな状態を長持ちさせたい方は、防カビ塗料を活用してみてはいかがでしょうか。

防カビ塗料の使用をおすすめする塗装箇所

防カビ塗料の使用がおすすめの箇所は、以下の2つです。

・日当たりの悪い場所
・湿気の多い場所

上記の部分だけでも防カビ塗料を使用すると、カビによる悪影響を効率的に軽減できます。

日当たりの悪い場所

日当たりの悪い場所は、カビが発生・増殖しやすいです。

住宅の場合、北側は1日を通して日差しが少なく湿気がたまりやすいため、カビの発生リスクが高まります。

防カビ塗料は部分塗装もできるため、外壁塗装では北側の外壁だけでも防カビ塗料を使用するのがおすすめです。

湿気の多い場所

カビは、湿度が高いほど発生しやすくなります。

日本は1年を通して雨が多く湿度も高いため、カビが発生しやすい環境です。

川や密林などの近くは湿気が多いため、このようなエリアに住んでいる方は外壁のカビ対策として防カビ塗料の使用が適しています。

室内であれば、湿気が多くカビが発生しやすい浴室や脱衣所などへの塗装がおすすめです。

防カビ塗料を選ぶ際のポイント

防カビ塗料を選ぶ際は、以下のポイントを確認しましょう。

・対応しているカビ菌の数が多い塗料
・使用する箇所に適した塗料
・塗料の耐用年数も考慮

防カビ塗料は数多くの種類が販売されています。

塗装後に後悔しないよう、自分の理想に近い塗料を選択しましょう。

対応しているカビ菌の数が多い塗料

防カビ塗料を選ぶ際は、対応しているカビ菌の数が多い塗料がおすすめです。

一般家庭に発生するカビ菌は、約60種類といわれています。

しかし、JIS規格では3〜5種類のカビ菌に対して有効性があれば防カビ剤として認められます。

対応するカビ菌の数が少なければ、塗料を塗ってもカビが発生する可能性があります。

一方で、対応するカビ菌の数が多ければさまざまなカビを抑制できるため、より効果を実感しやすいでしょう。

防カビ塗料を使用する場合は、対応しているカビ菌の数を確認したうえで選択することをおすすめします。

使用する箇所に適した塗料

塗装後きれいな状態を長持ちさせるには、使用する箇所に適した塗料を選択することが重要です。

塗料ごとに特徴があり、下地との相性も異なります。

使用する箇所や素材に適した塗料を選択しないと、早々にひび割れや剥がれなどのトラブルが発生する恐れがあります。

下地と塗料の相性は、実績豊富な塗装業者であれば適切な判断が可能です。

色や機能、予算などを総合的に考慮し、自分に合った塗料を相談しながら選択するとよいでしょう。

塗料の耐用年数も考慮

防カビ塗装の耐久性は、防カビ成分で決まるのではなく、フッ素やウレタンなど樹脂の種類によって決まります。

耐用年数は塗料によって大きく異なりますが、外壁に使用した場合は一般的に以下の年数が目安です。

・シリコン塗料:7〜15年
・フッ素塗料:12〜20年
・無機塗料:18〜20年

耐用年数を気にせず安価な塗料を選択すると、こまめな塗り替えが必要となり、かえって多額の費用が発生する場合があります。

外壁塗装や屋根塗装など1度の塗装で高額な費用が発生する箇所は、耐用年数も考慮しながら塗料を選択するのが適切です。

防カビ塗料を使用する前に知っておきたい注意点

外壁や内壁の塗装に防カビ塗料を使用する場合は、使用前に覚えておいた方がよい注意点があります。

防カビ塗料の注意点は、以下の3つです。

・完全にカビが生えない塗料はない
・殺菌成分は含んでいない
・防カビ成分の有無で耐用年数は変わらない

注意点を理解したうえで防カビ塗料を選択しましょう。

完全にカビが生えない塗料はない

防カビ塗料を使用した箇所でも、絶対にカビが発生しないわけではありません。

使用した防カビ塗料に対応していないカビ菌が付着すると、カビが発生・増殖してしまいます。

また他の塗料と同様に防カビ塗料にも耐用年数があり、塗装箇所は年数とともに効果が薄れていきます。

カビの発生や繁殖を抑えるには、防カビ効果を過信せずに、こまめな塗り替えを実施するのも重要です。

殺菌成分は含んでいない

防カビ塗料には殺菌成分が含まれていないため、既存のカビを殺せるものではありません。

カビが発生している箇所に防カビ塗料を塗布しても、すぐにカビが発生する可能性が高いです。

すでにカビが発生している場合は、別途バイオ洗浄や殺菌効果のある塗料を塗り、カビを完全に除去する必要があります。

カビの除去を怠るとカビ再発のリスクが高まるため、防カビ塗料を塗る前はしっかりと下処理をしてくれる業者へ依頼しましょう。

防カビ成分の有無で耐用年数は変わらない

多くのカビ菌に対応し強い防カビ成分を持っている塗料だからといって、塗料の耐用年数が長くなるわけではありません。

塗料の耐用年数は、あくまでもシリコンやフッ素などの樹脂で決まります。

できるだけ効果を長持ちさせたい場合は、防カビ成分ではなくグレードの高い塗料を選択するとよいでしょう。

また、耐久性に優れた塗料に防カビ添加剤を加えて使用するのもおすすめです。

防カビ塗装のDIYはおすすめできない

近年DIYブームということもあり、ホームセンターなどでも比較的容易に防カビ塗料を手に入れることができます。

しかし、DIYでの防カビ塗装はおすすめできません。

すでにカビが発生している箇所へ塗装する際は、カビの除去が必要です。

完全にカビを除去できていないと、防カビ塗料を使用してもすぐにカビが発生してしまう恐れがあります。

また、塗りムラがあると防カビ性能が低くなってしまい、期待するほど効果を得られない可能性もあります。

外壁や天井など塗装箇所によっては、高所での作業となるため、転落によるケガのリスクも高く大変危険です。

防カビ塗装を実施する際は、まずは塗装業者に相談してみましょう。

湿気が多い場所には防カビ塗装がおすすめ

防カビ塗料は、カビの発生や増殖抑制に効果が期待できます。

カビは住宅や家族に悪影響を及ぼすため、湿気の多い日本に適した塗料といえるでしょう。

とくに湿気が多い地域の方は、防カビ塗料を使用することできれいな状態を長持ちさせられます。

防カビ塗料を使用する際は、対応しているカビ菌の数が多い塗料を選択し、既存のカビを根絶してから塗布することが重要です。

防カビ塗装を実施したい、気になるという方は、ぜひマナカリフォームへお問い合わせください。

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