外壁のコケを落とすには?自分で行う方法や業者へ依頼する目安も解説

せっかくコケをきれいに掃除したのにまたすぐ生えてしまい「コケが生えるのを防止したい」と考えている人もいるでしょう。

本記事では、外壁に生えたコケを自分で掃除するにはどうすれば良いのか、またコケが生える原因や業者にコケ落としを依頼した場合のメリット・デメリットも解説します。

外壁がきれいだと、家全体の印象も美しく見えます。

自宅の美観を保つためにもぜひ参考にしてください。

外壁のコケ落としを自分で行う方法

自分でコケを落とす場合、生え始めの軽いコケならば水かお風呂用洗剤を使って軽くこすれば落とせます。

ただし外壁を擦りすぎると建材が傷んでしまい、新たな不具合の原因になってしまうものです。

自分でコケを落とすのが不安な方は、業者に相談することをおすすめします。

水だけでは落ちない場合に自分でコケを落とす手順を紹介します。

・道具を用意する
・ブラシやホースの水である程度汚れを落とす
・家庭用コケ取りスプレーを吹き付けて24時間放置する
・水で洗い流す

順に解説します。

道具を用意する

まずは、コケ落としに必要な下記の道具を用意します。

・柔らかいブラシ
・雑巾
・コケ取りスプレー
・軍手やゴム手袋

コケ取りスプレーは、ホームセンターなどで市販されているものを購入すれば大丈夫です。

スプレーを使うため、ゴーグルがあると飛沫が目に入るのを防げます。

スプレー剤で手が荒れるのを防止するため、手袋もはめて作業しましょう。

ブラシやホースの水である程度汚れを落とす

外壁の泥汚れを、ブラシでこすって落としておきます。

このとき外壁を傷つけないように、柔らかいタワシやモップを使って落とすのがおすすめです。

ホースで水を流しながら、泥汚れを軽くこすって落としたら、雑巾で優しく拭き上げて仕上げます。

家庭用コケ取りスプレーを吹き付けて24時間放置する

外壁のコケを落とします。

コケ取りスプレーを吹き付けて24時間放置しましょう。

一般的なコケ取りスプレーならば、こすらなくても放置すれば効果が出るので外壁を傷つけません。

スプレー散布後は、効果が弱くなってしまうので水がかからないように注意しましょう。

外壁のコケ落としは24時間雨が降る予報がない晴れた日に行う必要があります。

スプレーして放置しても落ちないコケは、泥汚れを落とすのに使ったモップやブラシでこすって落としましょう。

ゴシゴシと強くこするのは外壁を傷つけるのでNGです。

コケ取りスプレーは、ガルバリウムなどの金属壁には使用できないことがあるので商品の注意書きをしっかり確認しましょう。

庭の草木にスプレーの液がかからないよう注意してください。

水で洗い流す

24時間放置が終わったら、水で薬剤を洗い流します。

雑巾で優しく拭き上げて仕上げましょう。

ここまでの工程で落ちなかったコケは、自分では落とせない頑固なコケです。

無理にこすって落とそうとせず、業者にコケ落としを依頼しましょう。

外壁にコケが生える原因

コケは、風や雨で飛ばされてきたコケの胞子が外壁に付着し、暗くてジメジメしたコケに適した環境があると繁殖します。

全く日が当たらない場所や直射日光が当たる場所には生えませんが、湿気があって直射日光の当たらない場所にコケの胞子がつくと生えやすくなります。

近くにコケの胞子が多い樹木や湿気のもとになる水場が多い場所で、外壁に日当たりや風通しが悪いところがあると湿気がたまりやすくなってコケが生えてしまうのです。

外壁自体が劣化していても、外壁が湿気を吸いやすくなって断熱材が湿気てしまい、外側にコケが生えやすくなります。

外壁のコケを放置するとどうなる?

外壁にコケが生えると、見た目が汚くなるほかにも弊害があります。

コケが生えた外壁を放置すると、常にコケの水分が外壁についている状態なので外壁が劣化してしまいます。

建物を支える躯体(くたい)と呼ばれる部分も腐食します。

コケの水分が原因でカビも発生しやすいです。

家の外壁にカビが生えていると家族の健康にも悪影響が出ます。

外壁や躯体の修復にも多額の費用がかかります。

カビが発生するとお財布にも健康によくないので、コケは放置せず早めに対処しましょう。

外壁のコケ落としは自分でできる?

基本的には、外壁のコケを落とすのは業者に相談することをおすすめします。

自分でコケ落としができるのは、低い位置の簡単に落とせる軽いコケのみです。

足場を組まなければならない高い位置のコケや、コケ取りスプレーを吹き付けても落とせない頑固なコケ、広範囲のコケ落としは業者に依頼しましょう。

無理して高い位置のコケを自分で落とそうとするのは危険です。

軽くこすって落とせない頑固なコケを無理にこすり落とそうとすると、外壁を傷つけてかえって劣化を進行させて新たな不具合の発生につながる恐れがあります。

外壁のコケ落としを業者に依頼するメリット・デメリット

業者に依頼するメリットは次のとおりです。

・水だけで落ちないコケはバイオ洗浄できれいにしてもらえる
・足場を組まないと落とせない高所のコケも落としてもらえる
・養生して洗浄するので汚水が飛ばない
・塗装を一緒に行ってコケの発生を予防できる

逆に、デメリットとして考えられるのは次のとおりです。

・DIYに比べて出費が高額になる

自分で行うよりは費用が高くなります。

しかし落とせないコケを無理に落とそうとして外壁を傷つけると、新たな不具合が発生してかえって修復代が高くつくリスクも考えられます。

自分で落とせるコケも落とせないコケもしっかり落としてもらって、必要であれば予防策もとれるので、外壁のコケ落としはなるべく業者に相談しましょう。

外壁のコケ落としを依頼する業者の選び方

コケ落としを依頼できる業者もいろいろあり、中には悪徳業者に手抜き工事をされてしまうこともあります。

適正な値段できちんと作業を行ってくれる優良業者のおすすめの選び方は次のとおりです。

・現地調査をきちんと行ってもらえるか
・具体的な見積書を出してもらえるか
・契約にきちんと補償があるか

念入りに現地調査を行ってくれる業者は、きちんと外壁の状態を把握して適切な処置を行ってくれますので信頼できます。

逆に悪徳業者の場合、遠くから眺めるだけで見積書を作ろうとすることがあります。

優良業者の見積書は、工事の内容がきちんと具体的に書かれていますが、「塗装工事 一式」というような簡単な見積書は悪徳業者の特徴です。

また、工事に保証がついているかきちんと確認して書面をもらいましょう。

悪徳業者の場合、あとで工事の不具合を指摘しても保証の範囲外だと言って補償してくれないことがあります。

外壁のコケ落としでよくある質問

外壁のコケを落とすのによくある質問を紹介します。

・コケとカビの見分け方は?
・外壁のコケ落としに塩素系漂白剤を使ってもよい?
・外壁にコケが生えるのを防止するには?

順に解答します。

コケとカビの見分け方は?

コケとカビの一番の違いは、コケは植物でカビは菌類ということです。

コケは胞子で増殖する植物なので、日光と水が全くない場所には生えません。

カビは菌類なので、全く日が当たらなくても増殖します。

生え始めの軽いコケは水で落とせますが、生えてしまったカビは水では落とせません。

もし外壁にカビが生えているのを発見したら、外壁の劣化が進み始めているのですぐに業者へ相談しましょう。

外壁のコケ落としに塩素系漂白剤を使ってもよい?

外壁のコケ落としに塩素系漂白剤を使うのはおすすめできません。

塩素系漂白剤を外壁に使うと、外壁の塗装まで剥がしてしまうので外壁を傷めて劣化させてしまいます。

同様に高圧洗浄機を使う場合も、一箇所に集中的に使うと外壁を傷めますので、使い方に気をつけましょう。

外壁にコケが生えるのを防止するには?

外壁前の風通しをよくしましょう。

あまり外壁前には物を置かず、日が当たって湿気がたまらないようにするのがおすすめです。

業者に依頼してコケを完全に防止するなら、防カビ塗装がおすすめです。

業者にコケ落としを依頼したときに、一緒に防カビ塗装も依頼するとコケの発生を防止できます。

外壁の頑固なコケ落としは無理せず業者に依頼しよう

外壁のコケ落としは業者に依頼をおすすめします。

自分で落とすなら、低い位置の簡単に落ちるコケに限定し、外壁を擦りすぎないよう注意しましょう。

コケ取りスプレーを使っても落ちない頑固なコケや、高い位置に生えたコケは無理せず業者に依頼がおすすめです。

業者にコケ落としを依頼することで、頑固なコケや高所のコケもきれいに落としてもらえるだけでなく、防カビ塗装を一緒に依頼することでカビの再発も防止できます。

コケが生えているのを発見したら、早めに業者に依頼して落としましょう。

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