コンクリート外壁に塗装は必要?メンテナンス周期や費用相場を解説!

コンクリート外壁に塗装は必要?メンテナンス周期や費用相場を解説!

「コンクリート外壁も塗装が必要って本当?」
「コンクリート外壁に塗装をすると風合いを損ねてしまいそう」

コンクリートの外壁は非常に丈夫ではありますが、長持ちさせるためには定期的な塗装によるメンテナンスが必須です。

しかし、打ち放しコンクリートのかっこいい見た目を好む場合は、塗装によってその風合いを損ねてしまわないか不安な方も多いでしょう。

そこで本記事では、コンクリートの外壁塗装の必要性や費用相場、おすすめの塗料などを紹介します。

メンテナンス周期や長持ちさせるコツについても紹介しますので、コンクリート外壁の塗装を検討中の方はぜひ参考にしてください。

コンクリート外壁は塗装が必要

コンクリート外壁を採用している住宅は、定期的な塗装メンテナンスが必要です。

メンテナンスが必要な理由は主に、以下の2つが挙げられます。

・美観の維持
・耐久性の向上

コンクリート外壁を長持ちさせるためにも、塗装の必要性を理解しておきましょう。

美観の維持

コンクリート外壁は、吸水性が高くシミや汚れが発生しやすい素材です。

コンクリート外壁に付着した汚れは目立ちやすいため、汚れの度合いによっては美観が一気に損なわれます。

塗装をすることで外観が綺麗な状態になり汚れの予防にもつながるため、コンクリート外壁には塗装が必須です。

耐久性の向上

コンクリート外壁の耐久性を向上させるためにも、塗装は必要不可欠です。

コンクリート自体に防水性は備えていないため、防水性を高めるためにも塗装を行う必要があります。

塗装をすることで、防水性を高めたり紫外線による影響を軽減できたりするため、結果的にコンクリート外壁を長持ちさせられます。

コンクリート外壁の塗装を考えるべきタイミング

コンクリート外壁の塗装による効果は、時間の経過とともに弱まってしまいます。

そのため、コンクリート外壁は定期的な塗装が必要です。

コンクリート外壁の塗装を考えるべきタイミングは、以下の2つが挙げられます。

・メンテナンス周期である10年を迎えるとき
・劣化症状が見受けられたとき

上記タイミングを目安に、塗装メンテナンスを実施することでコンクリート外壁を長持ちさせられます。

メンテナンス周期である10年を迎えるとき

コンクリート外壁の塗装は、10年ほど経つと劣化症状が現れやすくなります。

そのため、施工後10年を目安に塗装メンテナンスを検討するのが適切です。

ただし使用する塗料や環境などによっても塗装周期は大きく異なるため、気になる点があるときは専門業者へ相談することをおすすめします。

劣化症状が見受けられたとき

施工後10年未満でも劣化症状が見受けられた場合は、点検や補修を依頼するのが適しています。

劣化症状によっては早急に補修が必要な場合もあるため、日ごろから外観に目を向けることも大切です。

劣化症状ごとの補修の緊急度については、次の章で詳しく解説していきます。

コンクリート外壁の塗装を検討すべき劣化症状

コンクリート外壁の塗装周期は10年程ですが、劣化症状が見受けられた場合は都度補修が必要です。

劣化の原因や補修の緊急性は症状によって異なります。

コンクリート外壁の塗装を検討すべき劣化症状は、以下の4つです。

・クラック(ひび割れ)の発生
・汚れやコケの付着
・サビの発生
・塗料の剥離

早急に補修が必要な劣化状況が見受けられる場合は、放置せずに専門業者へ補修依頼や相談をしましょう。

クラック(ひび割れ)の発生

コンクリート外壁のクラックは、地震や乾燥、経年劣化などが原因で発生しやすい劣化症状です。

クラックは、ひび割れの太さや深さによって緊急性が異なります。

細く浅いクラックの場合は、塗装で補修可能です。

一方で、太く深いクラックは雨漏りの原因となる恐れがあります。

コンクリート外壁の住宅で雨漏りが発生してしまうと、最悪の場合は家屋が倒壊する恐れもあるため、早急に補修が必要です。

汚れやコケの付着

コンクリート外壁は撥水性が低下すると水を吸収するため、雨風などが原因で汚れやカビが付着します。

軽微な汚れの場合は、ブラシや高圧洗浄機で掃除できますが、シミなどが残っている場合は撥水性が低下しているため塗装が必要です。

基本的に打ち放しのコンクリート外壁は、汚れが目立ちやすい素材です。

そのため、美観を保持するためにも定期的な塗装メンテナンスが必要といえるでしょう。

サビの発生

コンクリート外壁には強度を高めるため、鉄筋が入っています。

コンクリート外壁にサビが発生している場合は、中にある鉄筋のサビが原因である可能性が高いため、外壁内部に水が浸入していることが考えられます。

サビの発生は、見た目を悪くするだけではなく耐久性にもかかわるため、できるだけ早いうちに補修が必要です。

サビを発生させないためには、外壁内部に水分や空気を入れないことが重要となります。

定期的に点検や補修を行い、ひびの発生を最小限に抑えることがサビの防止につながります。

塗料の剥離

塗料の剥がれは、経年劣化や施工不良が原因でおこる症状です。

他にも、湿度が高い地域や台風が発生しやすい地域など、環境によっても塗料の剥離は発生します。

塗装が剥がれてしまうと、水分が壁に入りこみ劣化が進行しやすい状況となります。

劣化の進行が早い地域では、耐用年数よりも短いサイクルでメンテナンスが必要です。

塗料の剥離は、施工不良が原因のケースも珍しくありません。

業者へ依頼する際はコンクリート外壁の施工件数が多い業者を選ぶとよいでしょう。

コンクリート外壁に使われる塗料の耐用年数と費用相場

コンクリート外壁への塗装は、塗料によって仕上がりが異なります。

耐用年数や費用相場も塗料による違いが大きいため、塗料の特徴について知ることが大切です。

コンクリート外壁に使用される塗料は、以下の3つが一般的です。

・弾性塗料
・クリヤー塗料
・撥水塗料

各塗料の特徴や耐用年数、費用相場について紹介します。

塗料選びの参考にしてください。

弾性塗料

弾性塗料とは、ゴムのように伸縮性のある塗料です。

弾性塗料の耐用年数は、選択する塗料にもよりますが6〜20年ほどとなります。

1平方メートルあたりの費用相場は約2,700~2,900円です。

弾性塗料は、ひび割れの表面化と防水性を高める効果が期待できます。

通常の塗料であれば、外壁材にクラックが発生してしまうと塗膜にもひびが入ってしまいます。

一方で弾性塗料は伸びる性質があるため、外壁材にクラックが発生しても塗膜にひびが入りません。

このように弾性塗料はひび割れ防止効果が期待できるため、結果的に雨漏り防止にも役立ちます。

ただし弾性塗料は色付きの塗料で塗りつぶす必要があるため、コンクリートの風合いを損なってしまう点がデメリットです。

クリヤー塗料

クリヤー塗料は、透明の塗膜を形成して仕上げる塗料です。

クリヤー塗料の耐用年数は5~15年ほど、費用相場は1平方メートルあたり3,000~3,800円ほどとなります。

クリヤー塗料を使用することで、コンクリート外壁に透明の保護層を設けることが可能です。

コンクリートの風合いをそのままに外壁を保護できる点がクリヤー塗料の魅力といえるでしょう。

一方で、汚れやひび割れなど激しく劣化している場合は、劣化状況を塗りつぶせないためクリヤー塗料が不向きです。

ある程度の劣化であればクリヤー塗料でもきれいになるため、塗り替えの場合は専門業者に相談したうえで塗料を選ぶのが適しています。

撥水剤

撥水剤とは、水をはじく機能をもった塗料のことです。

撥水剤の耐用年数は3~8年程で、1平方メートルあたりの費用相場は約1,500~2,000円となります。

撥水剤を使用することで、水の浸入や汚れの付着を防止できるため、美観を保持できます。

一方で、他の塗料と比較すると耐用年数が短いため、定期的な塗り替えが必要です。

また撥水剤は無色透明で下地の汚れを隠すことができないため、目立つシミやひび割れの補修には向きません。

コンクリート外壁を長持ちさせるためのポイント

外壁を長持ちさせることは、住宅の寿命を長持ちさせることにもつながります。

コンクリート外壁を長持ちさせるためのポイントは、以下の2つです。

・専門業者による定期的な点検を実施する
・早めに補修を行う

適切なメンテナンスを実施し、コンクリート外壁を長持ちさせましょう。

専門業者による定期的な点検を実施する

コンクリート外壁は、定期的に専門業者による点検を実施すると、劣化や不具合の早期発見が可能です。

劣化や不具合を早期発見できれば、軽微な補修で外壁をきれいにできる可能性があるため、費用を最小限に抑えられます。

ただし、点検で不具合を発見した場合でもDIYで補修するのは控えてください。

外壁塗装のDIYは、高所作業もあるため落下によるケガのリスクがあるため危険です。

他にも、コンクリート外壁塗装は知識や技術力を要するため、慣れない人が行うと色ムラや塗膜の剥がれなどが発生する恐れもあります。

DIYで失敗した後に専門業者に塗装を依頼すると余計に費用がかかってしまうため、補修が必要な場合は最初から専門業者に依頼するのが適切です。

早めに補修を行う

コンクリート外壁を長持ちさせるには、劣化や不具合を見つけ次第、早めに補修を行うことが大切です。

劣化や不具合が発生した外壁は、放置しても勝手に治ることはありません。

劣化を見つけたら早急に補修を依頼するのが適切です。

早めに補修を行うことで、不具合と補修費用を最小限に抑えることができます。

補修を行う際は耐用年数の長い塗料を選択すると、メンテナンス周期が長くなるため、結果的にメンテナンス費用をおさえることが可能です。

コンクリート外壁は定期的な塗装が必要!

コンクリート外壁は、シミや汚れの付着やひび割れが発生しやすい素材のため、定期的な塗装メンテナンスが必要です。

コンクリート外壁に適した塗料として弾性塗料やクリヤー塗料、撥水剤がありますが、それぞれ特徴や耐用年数が異なります。

打ち放しコンクリートの風合いをそのまま塗装したい場合は、クリヤー塗料または撥水剤が好適です。

一方で、シミやひび割れなど劣化が進行している場合は、弾性塗料を選択すると、新築のような綺麗な外壁に仕上がります。

コンクリート外壁の塗装は、劣化状況や仕上がりの好み、費用などを考慮しながら塗料を選択することが大切です。

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