ガルバリウム鋼板とはどんな素材?メリットやデメリット・選び方を解説

ガルバリウム鋼板とはどんな素材?メリットやデメリット・選び方を解説

「ガルバリウム鋼板はどんな素材なんだろう?」「外壁にガルバリウム鋼板の使用を検討しているけど、メリットやデメリットについて知りたい」などとお悩みではないでしょうか。

ガルバリウム鋼板は、外壁だけでなく自動車などさまざまなモノに使われている素材です。

金属製の素材であるため、シンプルなおしゃれさがありつつ丈夫さもあるという点が魅力です。

この記事ではガルバリウム鋼板の概要、メリットデメリットや選び方などを解説します。

機能性と価格に優れた外壁材を探している方はぜひ参考にしてください。

ガルバリウム鋼板とは

ガルバリウム鋼板はアルミニウム・亜鉛・シリコンからできている素材です。

「アルミニウム・亜鉛合金メッキ鋼板」とも呼ばれることがあります。

主に建造物の外壁や屋根に使われる素材ですが、自動車や家電製品にも使われることがあるなど幅広い用途がある素材です。

亜鉛鉄板とアルミめっき鋼板の両方の魅力を持った素材で、耐久性が高くかつ防腐食作用があるといった点も魅力です。

素材の見た目としては、着色がない状態では銀白色で、「スパングル」と呼ばれるメッキ鋼板独特の花柄模様が特徴として見えます。

ガルバリウム鋼板のメリット

ガルバリウム鋼板には以下のようなメリットがあります。

・耐久性や耐熱性に優れた素材である
・おしゃれな素材である
・サビにくい素材である

3つのメリットについて詳細をご紹介します。

外壁材として実際に使う前に知っておいてください。

耐久性や耐熱性に優れた素材である

ガルバリウム鋼板は、高い耐久性が魅力です。

大気に長い間晒されても美しさを維持するため、外壁材にピッタリの素材です。

亜鉛鉄板と比べても数倍もの耐久性があります。

またアルミニウム保有率が高い素材なので、耐熱性が高い点も特徴です。

沿岸地域などの厳しい環境下でも使われることがあるほどの頑丈さが、ガルバリウム鋼板という素材の魅力です。

耐久性を重視して外壁材を選びたい人におすすめのポイントとなっています。

おしゃれな素材である

ガルバリウム鋼板は、金属らしいシンプルでおしゃれな外観を作り出せる素材である点も魅力です。

カラーバリエーションも豊富で、黒や白といった定番から緑・青・赤などさまざまなカラーがあります。

カラーバリエーションが帆風なので、きっとお気に入りの色合いを見つけられるでしょう。

見た目の美しさにもこだわりたい人、シンプルなおしゃれさを重視して外壁を決めたい人にガルバリウム鋼板はおすすめの素材です。

サビにくい素材である

ガルバリウム鋼板は、サビにくいのも魅力です。

アルミニウムの耐食性と亜鉛の犠牲防食作用がバランス良く使われているため、サビにくい素材となっています。

ガルバリウム鋼板は、サビが気になるという人におすすめの素材です。

ガルバリウム鋼板のデメリット

メリットの多いガルバリウム鋼板ですが、デメリットもあります。

・工事しにくい素材である
・デザインの種類が少ない素材である
・へこみやすい素材である

デメリットについても解説していきます。

後で後悔しないよう、ガルバリウム鋼板を使用する前に確認しておいてください。

工事しにくい素材である

ガルバリウム鋼板は金属でできた素材なので、専門業者でないと工事が難しい点がデメリットです。

専門的な作業であるため、技術力の高い安心して依頼できる業者を探して工事をしてください。

繁忙期などの理由でスケジュールが埋まっている場合は、業者に依頼してもすぐに工事をしてもらえないということがありえます。

板金を取り扱っていない業者には依頼できない、という点にご注意ください。

デザインの種類が少ない素材である

ガルバリウム鋼板は色の種類は豊富ですが、デザインのバリエーションは少なめです。

同じ外壁材では、窯業サイディングの方がデザインのバリエーションでは軍配があがります。

自分の気に入るデザインが見つからない可能性がある点にご注意ください。

他の外壁材とデザインのラインナップでも比較してから検討してみるのがおすすめです。

へこみやすい素材である

ガルバリウム鋼板は薄い素材なのでへこみやすい点がデメリットです。

子どもたちが家の前でボール遊びをする可能性があるなど、モノが外壁にぶつかる可能性がある場合は注意が必要です。

外壁への衝撃が予想される場合は、ガルバリウム鋼板を採用するか慎重に検討しましょう。

ガルバリウム鋼板の選び方

ガルバリウム鋼板を外壁に使う場合選ぶ際には、特に値段と依頼する業者に注意が必要です。

ガルバリウム鋼板の工事の選び方を解説していきます。

値段

ガルバリウム鋼板を利用する場合は、おおよその価格を知っておくのがおすすめです。

ガルバリウム鋼板自体の価格は5,000円/平方メートル程度が相場です。

上記は素材自体の料金であり、他に足場の設置費用や消費税など諸経費などがかかります。

値段を考慮して外壁材を選びたい場合は、他の素材とも比較してみるのがおすすめです。

対応できる業者を選ぶ

ガルバリウム鋼板を外壁に使う場合は、板金の専門的な知識を持った信頼できる業者を選ぶことが大切です。

インターネットの口コミも参考にしつつ、誠実な業者かどうか事前にチェックしてください。

ほかの見極めポイントとしては、業者が見積もりを書面で取ってくれることも重要です。

たとえば見積書の記載内容が「一式」など詳細に記載されていない場合、あとから手抜き工事が発覚しても「その工程は見積もりに含まれていない」と言われてしまう恐れがあります。

そもそも見積書を書面で提出しない業者も論外です。

ネットの口コミや見積書の記載内容を精査のうえ、信頼感のある業者へ施工を依頼しましょう。

ガルバリウム鋼板に関するよくある質問

ガルバリウム鋼板に関連してよくある質問は、以下のようなものです。

・ガルバリウム鋼板は何年持つ?
・ガルバリウム鋼板とトタンの違いは?

各質問に回答していきます。

ガルバリウム鋼板は何年持つ?

ガルバリウム鋼板の耐用年数は25〜40年程度が目安です。

ただし、適切なタイミングでメンテナンスを行った場合の耐用年数であり、これより早くダメになることもあります。

また建物がある場所の環境によっても何年持つかは異なります。

ガルバリウム鋼板とトタンの違いは?

トタンは亜鉛をメッキで加工したものです。

対してガルバリウム鋼板は亜鉛・アルミニウム・シリコンが使われた素材です。

トタンとガルバリウム鋼板は、金属の素材であることはどちらも同じですが、原材料が異なります。

ガルバリウム鋼板は耐久性に優れたおしゃれな外壁材

本記事ではガルバリウム鋼板の特徴やメリットデメリットなどについてご紹介しました。

ガルバリウム鋼板は金属製の素材なので耐久性に優れ、サビにくいという特徴もあります。

ただし、へこみやすいことやデザインが少ないといったデメリットがあるもあることも覚えておきましょう。

金属製の素材なので専門知識を持った板金業者に工事を依頼することも大切です。

ガルバリウム鋼板についてさらに知りたいという方は、下記の記事も参考にしてください。

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監修者プロフィール
間中明世

マナカリフォーム株式会社
代表取締役 間中明世

保有資格:

足場作業主任者・石綿作業主任者・石綿含有建材調査者・アステックペイント技術研修会 修了

業界歴・経歴:

塗装工事に従事し13年以上。1,000棟以上の塗装工事に携わり独立後は千葉市/四街道市で674棟以上の塗装工事を実施

出身地:

千葉県千葉市稲毛区

私は8年間、下請けの現場作業員として勤務していました。
仕事自体は好きでしたが、元請けの仕事のやり方で何度か嫌な思いをした経験があります。例えば本来正面の1面だけでよい足場を、4面にかけて不要な費用を発生させるなどです。その他にもお客様への向き合い方で大小さまざま、疑問に感じることがありました。ただ元請け先との関係から何も言い出せない、そんな現状に悩み続ける毎日を過ごしておりました。
「もっと誠実にお客様と向き合いたい」「工事で失敗する方を減らしたい」
という想いが日に日に強くなり、マナカリフォーム株式会社を立ち上げるに至りました。
創業時の想いと「常に誠実・正直」を信念に、お客様を裏切らない仕事をお約束します。

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